2020.2.15 10:12

東京マラソン、新型肺炎で呼び掛け「参加の可否を慎重に判断してほしい」

東京マラソン、新型肺炎で呼び掛け「参加の可否を慎重に判断してほしい」

 3月1日の東京マラソンを主催する「東京マラソン財団」が新型コロナウイルスへの対応に神経をとがらせている。7月からの東京五輪を控え、大会を成功させる「試金石」になりかねないためだ。会場でマスク配布といった対策を講じる予定だが、多くの人が集まるスタート地点や沿道などには感染拡大のリスクも。「体調に配慮し、少しでも不安があれば参加の可否を慎重に判断してほしい」と呼び掛けている。

 感染拡大を受け、財団は1月27日、医師や専門家の意見を取り入れて対策を検討するチームを設置した。大会前日までにランナーが受け付けを済ませる会場や、当日のスタート場所付近など各地点に消毒液を配備し、希望者にはマスクを配布。ゴール地点ではウエットティッシュを配る方針だ。

 従来はランナーに直接手渡していたバナナやパンなどの給食品を個別包装に変更できるかどうかも検討。中国在住の参加予定者については日本の入国制限などで渡航できない場合を想定し、来年の出場権を確保する措置を取り、対象の約1800人に通知している。

 ただ、これらの対策による感染防止の効果は未知数だ。財団はホームページでランナーやボランティアに「必ず検温し、発熱やせきなどの自覚症状がある場合には参加を控えるよう協力してほしい」と要望。担当者は「大会まで手洗いなど感染症対策にしっかり取り組むよう参加者にお願いしたい」と話す。