2020.2.13 23:19

吉野修一郎、8戦連続KOで5度目の防衛「チャンスで心を折って勝てた」/BOX

吉野修一郎、8戦連続KOで5度目の防衛「チャンスで心を折って勝てた」/BOX

8RTKO勝ちした吉野修一郎=後楽園ホール(撮影・山田俊介)

8RTKO勝ちした吉野修一郎=後楽園ホール(撮影・山田俊介)【拡大】

 プロボクシングの日本ライト級タイトルマッチが13日、東京・後楽園ホールで行われ、同級王者の吉野修一郎(28)=三迫=が、指名挑戦者で同級1位の富岡樹(22)=REBOOT・IBA=に8回1分55秒TKO勝ち。8戦連続KO勝利で、5度目の防衛を果たした。

 ヒヤヒヤの逆転勝利だった。吉野は「富岡は強かった。1回にダウンを奪われたが、落ち着いていた。欲を言えば圧倒的に勝ちたかったが、最後は倒すボクシングができた。チャンスで心を折って勝てた」と試合を振り返った。

 1回にカウンターをもらい、いきなりダウン。クリンチなどでなんとかしのいだ。プロ初のダウンを奪われたが、2回からは落ち着きを取り戻してポイントをとり返した。5回終了時の公開採点では三者三様のドロー。6、7回と富岡のアウトボクシングでジャブを被弾し、ポイントを奪われた。8回。左の強打でダメージをあたえると、チャンスを逃さず左右のフックの連打でダウンを奪い、レフェリーが試合を止めた。

 試合後は昨年9月に誕生した長男をリング上で抱き、観衆の声援に応えた。見応えのある好試合となり、敗れた富岡にも温かい拍手や「良くやった」の声が飛んだ。

 吉野は昨年10月の前戦で東洋太平洋、WBOアジア・パシフィック同級王座を獲得し、3冠王者となった。アジアのベルトを2つ獲得したことで、日本王座を返上するという選択肢もあった中、日本王者が指名試合を行う「チャンピオンカーニバル」として行われるこの試合へ出場した。 現在の世界ランクはWBOで13位、WBCで15位。この試合で勝って、日本王座を“卒業”し、世界を目指すことを視野に入れていたが「この内容で世界というのは」と反省。試合前は「米国で世界ランカーとやりたい」と話していたが「もっともっとレベルを上げていかないと」と話し、先を見据えた。

  • 5R攻める吉野修一郎(左)=後楽園ホール(撮影・山田俊介)