2020.2.12 15:19

比嘉大吾「計量オーバーを期待していました?」復帰戦は1回でパス/BOX

比嘉大吾「計量オーバーを期待していました?」復帰戦は1回でパス/BOX

前日計量をクリアした比嘉大吾(左)と対戦相手のブエナオブラ

前日計量をクリアした比嘉大吾(左)と対戦相手のブエナオブラ【拡大】

 プロボクシングのダイヤモンドグローブの前日計量が12日、東京都内で行われた。約1年10カ月ぶりの復帰戦(東京・後楽園ホール)に臨む、元WBC世界フライ級王者の比嘉大吾(24)=白井・具志堅スポーツ=と、対戦相手のフィリピン・バンタム級11位のジェイソン・ブエナオブラ(25)=フィリピン=はともにリミットを100グラム下回る53・8キロで1回でパスした。

 試合は119ポンド(約53・9キロ=スーパーバンタム級相当)契約のノンタイトル8回戦で行われる。比嘉は「約2年ぶりの減量なので最後の方はやっぱりきつかった。でも3キロの差は大きいかな」とフライ級リミットの50・8キロから約3・1キロの余裕があったことは大きかったという。

 「来てくれる人が楽しい試合ができれば。結果倒せれば良い。(試合ができなかった)約2年間、支えてくれた両親、後援会、スポンサーの方のためにも頑張りたい」

 18年4月14日、WBC世界フライ級3度目の防衛戦の前日計量で、リミットの50・8キロを900グラム超過。世界戦で日本選手初の計量失格となり、王座を剥奪された。その後、ボクサーライセンス無期限停止処分を受け、復帰の場合は1階級以上階級を上げることを義務とする異例の条件を課された。ボクシングを辞めるつもりだったが、思い直して再起を誓い、19年9月に処分が解除された。

 最大で約68キロだった体は、腹筋がきれいに割れた見事な体に仕上がっていた。報道陣に「計量オーバーを期待していました?」と冗談を言う余裕があるほど体調は良さそうで、顔色も良かった。

 現在はWBC世界バンタム級7位にランクインしている。プロ戦績は16戦15勝(15KO)1敗。プロデビュー戦から15戦連続KO勝利の日本記録を持つ、強打が武器の右ファイターがついに“聖地”のリングに戻ってくる。