2020.2.10 05:00

【佐野稔の舞評論】羽生、世界選手権は4回転5本で攻めるべし

【佐野稔の舞評論】

羽生、世界選手権は4回転5本で攻めるべし

特集:
羽生結弦
羽生結弦・フリー得点詳細

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 フィギュアスケート・四大陸選手権最終日(9日、ソウル)100点満点だったSPに対し、フリーは75点といったところか。演目の変更を決めてから1カ月ほどという。2018年平昌冬季五輪以来の羽生の「SEIMEI」は滑り込み不足だった印象だ。

 平昌冬季五輪のシーズンは、フリーの演技時間が4分30秒だった。ルールが改正されたその後は4分。時間が短くなった分、慣れ親しんだ「SEIMEI」の要素を凝縮しなければならなかった。

 それは難しいという捉え方もできるかもしれないが、ルール改正2季目で4分のリズムは体に染みついているはず。今回は4回転ルッツの着氷の乱れが痛手だったのはもちろん、珍しく4回転トーループで転倒した。やはり、練習時間が十分ではなかった。

 チェンと対決する世界選手権まで残り1カ月ほど。滑り込めば内容は良くなる。この日は4回転が4本だった。宿敵を破るには5本跳ぶ構成で攻めるべきだろう。どう仕上げるか楽しみだ。 (1976年インスブルック冬季五輪代表)

  • 羽生とチェンの直接対決
  • 羽生結弦・今季成績