2020.2.6 05:03

阿炎、厳重注意…4日の研修会で「爆睡していた」“炎上”

阿炎、厳重注意…4日の研修会で「爆睡していた」“炎上”

日本相撲協会に呼び出された阿炎(左)と師匠の錣山親方。阿炎は口頭で厳重注意を受けた

日本相撲協会に呼び出された阿炎(左)と師匠の錣山親方。阿炎は口頭で厳重注意を受けた【拡大】

 日本相撲協会は5日、前日4日の研修会後に「爆睡していた」などと不謹慎な発言をした小結阿炎(25)と師匠の錣山親方(元関脇寺尾)を東京・墨田区の両国国技館に呼び出し、鏡山コンプライアンス部長(元関脇多賀竜)が口頭で厳重注意を伝えた。近日中に開かれる協会執行部の会議で改めて報告される見込みだが、協会の定める懲戒処分には至らないとみられる。

 慎みを欠いた軽口が、足並みを乱す。阿炎は4日、親方や力士ら全協会員約900人を集めた研修会(両国国技館、非公開)に出席。会員制交流サイト(SNS)の危険性などの講義を受けて帰途につく際、「寝ていたので何も聞いていない。爆睡していた」などと繰り返した。

 不祥事の再発防止の一環として開かれる研修会でSNSが議題となるのは今回が初めて。背景には、阿炎が昨年11月の九州場所直前、SNSのインスタグラムに十両力士(当時)の口を粘着テープでふさぎ、腕や足を縛ってふざける動画を投稿したことがある。

 協会は不謹慎な行為として両力士を厳重注意とし、2人は八角理事長(元横綱北勝海)を訪ねて謝罪、反省文も提出した。協会員の個人的なSNSの禁止措置は続いている。今回の研修会でもSNSが持つ暗部の実情などを講義。その直後の言葉だった。

 協会は阿炎の発言を看過できないと判断。芝田山広報部長(元横綱大乃国)は「一人の言動が900人のみなさんに迷惑をかける。何を考えているか理解できない。状況を見ながら教育していくしかないが、処分というところまでは考えていない」とした。

 同部長によれば、師匠の錣山親方から「大変申し訳ない」と謝意が示された。さらに「(阿炎は)みなさん(報道陣)があとをついてきたので、思わず…」との説明を受けたという。研修会は一昨年から非公開で定期的に開かれているが、当事者意識の希薄さが再発の芽となる。