2020.1.22 16:51

関学大アメフト部の大村新監督会見、鳥内氏から「あと頼んだぞ」

関学大アメフト部の大村新監督会見、鳥内氏から「あと頼んだぞ」

特集:
アメフト
監督就任会見を行う大村和輝アシスタントヘッドコーチ=関西学院大(撮影・岡田茂)

監督就任会見を行う大村和輝アシスタントヘッドコーチ=関西学院大(撮影・岡田茂)【拡大】

 関学大アメリカンフットボール部は22日、兵庫・西宮市の同大学でアシスタントヘッドコーチの大村和輝氏(48)の監督就任会見を行った。就任は2月1日付。28年間率いた名将・鳥内秀晃前監督(61)から名門継承、そしてさらなる強化を目指す。

 「長い間鳥内さんがやってこられた。しっかりバトンを受け継ぎ、新しいことにチャレンジし進化させたい」。緊張感はあまり見せず、大村新監督は堂々と第一声だ。

 2009年のアシスタントヘッドコーチ就任以来、11年間で7度甲子園ボウル制覇と鳥内前監督を支えてきた。「質の高いトレーニングをフィールド、ファンダメンタルのレベルアップにつなげるなど改革をしてくれた」と小野宏ディレクター。チーム作りの根幹を担ってきた参謀への既定路線の禅譲で、この日の会見には出席しなかった鳥内前監督からは「あと頼んだで」と言われただけだったという。

 「鳥内さんよりは論理的に考える」と笑いを誘いながら、「その後でやりにくいとは思っていない。言ってもしようがないから」。新しく掲げたテーマは「勝率100%への努力。ゴールはない」と究極の理想だ。

 「勝つべくして勝つ。そこに達したことは一度もない。胸を張ってそう言えるチームができたらうれしい」

 既に選手との個別面談を終えており、会見の1時間前に選手を集めて就任を伝えた。「何も変わることはないよ」と話したが、要求は厳しくなる。甲子園ボウル2連覇中だが、「成し得たいことと学生の認識が合っていないと感じる」。答えをすぐ出さず、ミーティングで選手に考えさせる。駄目なものは駄目とはっきり言う。そして結果に対する責任を負う。次々と大村イズムを打ち出している。

 「関西リーグのレベルは差がない。立命に2度勝たなきゃならないと思うと気が遠くなる。一戦必勝じゃないとまずいなと思っています」

 甲子園ボウル3連覇へ。常勝ファイターズ継続へ、新指揮官には高い理想と手応えがある。