2020.1.15 05:00

【バド協会・銭谷専務理事に聞く】桃田ら「同乗者の命に別条がなかったことが奇跡」

【バド協会・銭谷専務理事に聞く】

桃田ら「同乗者の命に別条がなかったことが奇跡」

桃田の状況について説明する日本バドミントン協会の銭谷専務理事

桃田の状況について説明する日本バドミントン協会の銭谷専務理事【拡大】

 バドミントン男子の桃田賢斗(25)=NTT東日本=が負傷した交通事故について、日本協会の銭谷欽治専務理事(66)は14日、悲痛な表情で桃田の現状や今後の予定などについて説明した。

 --事故について

 「第一報をもらったときは私自身も動揺した。当初は情報が錯綜し、五輪に出られないほどの深刻なダメージを受けたのではと思ったこともあった。大事故にもかかわらず(運転手以外の)4人の同乗者の命に別条がなかったことが、正直に奇跡だと思う」

 --けがや全治の見通しは

 「桃田は顔面3カ所の裂傷と全身打撲。当初一部報道であった鼻やほほの骨折、顎の骨折はない。裂傷については1週間程度で治っていくと聞いている」

 --3人の現状は

 「桃田と森本トレーナーは比較的自由に歩いて元気だと。平山さんは足の脛部の裂傷なので、歩行がちょっと困難という状況」

 --桃田とやりとりは

 「LINEで、大事故にあって大丈夫か? 帰国して元気な顔を見せてくださいと送ったら『わかりました。ありがとうございます』という返事はもらった」

 --帰国後の治療などは

 「裂傷はすぐ治るけど、全身打撲の痛みが後々出てくる。交通事故は後々(の影響)が怖いとも聞いている。CTスキャンなどで脳の検査も行う。メンタルの問題もある。早く(対処が)できればと思っている」

★バドミントン・東京五輪への道

 世界連盟が発表する昨年4月29日から今年4月26日までの1年間のポイントから算出された五輪ランキングで、出場資格が決定。各国・地域の出場枠は各種目最大「2」で、最大枠を得るにはシングルスで世界ランキング16位以内に自国選手2人、ダブルスで同8位以内に2組が入る必要がある。日本勢は出場枠を取った選手が五輪に出場。桃田は今後の国際大会を欠場しても日本勢1番手は揺るがず、五輪出場は確実となっている。

  • 事故を受けて報道陣に対応した日本バドミントン協会の銭谷専務理事