2020.1.9 05:02

【記者とっておきの話】世界のトップ・オブ・トップヘ“リアル”求める村田

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世界のトップ・オブ・トップヘ“リアル”求める村田

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3R、村田諒太(右)の強烈なパンチがバトラーの顔面にヒット

3R、村田諒太(右)の強烈なパンチがバトラーの顔面にヒット【拡大】

 2019年12月23日、横浜アリーナ。プロボクシングのWBA世界ミドル級王者、村田諒太(33)=帝拳=は同級8位のスティーブン・バトラー(24)=カナダ=を5回TKOで下し、初防衛を飾った。

 試合直後のリング上。村田は次戦について「みなさんは(井上)尚弥の試合(ドネア戦)を見て思ったと思うが、やっぱり“リアル”と闘ってほしいと思うと思う。なので(所属ジムの本田)会長。リアルな試合をお願いします」と話した。

 村田の言う「リアル」は、決してバトラーが偽物のボクサーという意味ではない。世界のトップ・オブ・トップ。その階級で最強クラスのボクサーという意味だ。「そこに行きつきたい」とミドル級最強を目指すと宣言した。

 テレビ中継のゲストとして会場を訪れていたWBA、IBF世界バンタム級統一王者の井上尚弥(26)=大橋=は「自分はこれ(世界のトップ・オブ・トップを目指すこと)がボクシングでなければいけないと思いながらやってきた。一昔前だったら今日の防衛戦で良かった。リアルを追求しなければいけないというふうに変わってきたというのはすごくうれしい」と喜んだ。

 世界主要団体が4つあり、さらに1つの団体に複数人の世界王者がいる今の時代。2020年は“リアル”な試合をいくつ見られるだろうか。

尾崎 陽介(おさき・ようすけ)

 1986(昭和61)年2月9日生まれ、33歳。岡山・倉敷市出身。2009年入社。運動部の社内勤務を約10年務め、昨年6月からプロボクシングを中心にWBSSバンタム級決勝などを取材。趣味はテレビ鑑賞、音楽鑑賞(特にMr.Children)。