2020.1.6 16:11

白鵬「今年引退」と発言…2020年にかける思いと亡き父との約束

白鵬「今年引退」と発言…2020年にかける思いと亡き父との約束

特集:
東京五輪
白鵬
先場所で43度目の優勝を果たした白鵬(2019年11月23日撮影)

先場所で43度目の優勝を果たした白鵬(2019年11月23日撮影)【拡大】

 大相撲の横綱白鵬(34)=モンゴル出身、宮城野部屋=が6日、フジテレビ系情報番組「とくダネ!」(月~金曜前8・0)にVTR出演。番組の取材中に「今年引退」と漏らす一幕があった。

 昨年11月の九州場所で43度目の優勝を果たした白鵬。令和になって自身初、同年9月に日本国籍を取得してからも初の優勝を果たし、今月12日に初日を迎える初場所で2場所連続44度目の賜杯を狙う。

 4日、東京都内で番組のインタビューに応じた横綱は、モンゴル国籍でなくなった心境について「将来的には自分のためでもあると思うけど、家族や内弟子がいるわけだから、彼らのためでもある」と語り、「今まで土俵で戦った力士が今は親方ですからね。(自分も)親方になってから弟子を育てて、相撲界に恩返ししたい」と角界への恩返しを誓った。

 この日は、自身が持つトレーニングルームで汗を流す姿も公開。約1時間にわたって筋力トレーニングを行ったが、白鵬がこのような姿を見せるのは異例だというが、「どっちみち今年終わるんだから見せてもいいじゃん。今年引退するんだから、俺」とポツリ。

 真意は不明だが、横綱には2020年にかける強い思いがあるという。

 「親父が初めて1964年の東京五輪に出た。『東京五輪を一緒に見ようね』っていう約束があって、なんとか東京五輪まで頑張りたいという夢と目標を5年前に立てまして。なんとか髷がついているときに東京五輪が訪れれば、親子でしかも東京五輪の土俵に上がれる」

 東京五輪開会式で土俵入りを披露し、メキシコ五輪レスリング銀メダリストで18年に死去した父、ジジド・ムンフバト氏と同じ舞台に立ち、約束を果たしたい。「スタジアムの中にいれば天国から親父は見守ってくれていると思うし、一緒に見ているということにはなると思うんだよね」と遠くを見つめ、最後は「運命は神様が書いてくれていると思うんでね。その通りにいくしかないと思うし、あとはもう半年、東京五輪まで精一杯つとめたいとおもいます。それが今の私の夢です」と締めた。

 VTRを見守ったキャスターを務めるフリーアナウンサー、小倉智昭(72)は「白鵬の強さっていうのは、横綱でもピカイチだと思う」とたたえた上で「もうちょっと頑張ってほしいし、引退っていうのも冗談って私は思いたい」と祈っていた。