2020.1.1 14:59

田中恒成、4階級制覇挑戦は年末が最有力 畑中会長が構想明かす/BOX

田中恒成、4階級制覇挑戦は年末が最有力 畑中会長が構想明かす/BOX

一夜明け会見した田中恒成(中央)。右は父・斉トレーナー、左は畑中会長

一夜明け会見した田中恒成(中央)。右は父・斉トレーナー、左は畑中会長【拡大】

 プロボクシングの世界3階級制覇王者でWBO世界フライ級王者の田中恒成(24)=畑中=が3度目の防衛から一夜明けた1日、東京都内で会見した。同席した所属ジムの畑中清詞会長(52)は、注目が集まる4階級制覇への挑戦について「今年の年末にやれればベストだと思う」と初めて具体的に開催時期を明言した。

 3年ぶりに大みそかのリングに上がった田中は、挑戦者で同級10位のウラン・トロハツ(26)=中国=に3回KO勝ちした。体重管理を含めた長期的な調整が奏功し、減量苦が軽減しての圧勝だった。畑中会長は「これまでの世界戦で一番の出来。ある意味、まだフライでもやれるということにもなった」と話し、会見では「しばらくフライでやるのか、階級を一つ上げてスーパーフライでやるかは、これからじっくり話し合って決めていきたい。来月ごろには発表できると思う。別に焦る必要もないと思っている」と話すにとどまった。

 その発言の裏にあるのは、昨年11月にWBA・IBF世界王者の井上尚弥(26)=大橋=が優勝したWBSS(ワールド・ボクシング・スパーシリーズ)の存在だ。WBSSがフライ級で開催される場合、畑中会長は「手を上げる」と即答した。ただ、WBSSは今後の開催が不透明で、一時は取りざたされたフライ級での開催については現段階では何も決まっていない。

 フライ級の他団体にめぼしい王者はおらず団体統一戦は話題的には今ひとつで、田中陣営の規定路線はスーパーフライ級への転級。WBSSの動向をチェックしつつも、畑中会長が「次の試合は普通に考えれば4月か5月になる」と話す次戦が早ければスーパーフライ級での初戦となりそうだ。ミニマム級からライトフライ級、ライトフライ級からフライ級に上げたときもノンタイトル戦を一つ挟んでいた。今回もその流れを踏襲すれば、次の次が4階級制覇の舞台となる。

 最大のターゲットとなるWBO王者の井岡一翔は前日の大みそかに同じリングでV1に成功。試合を観戦した田中は「いい試合だった。やりたい相手」と興味津々だった。