2019.12.28 05:03

【箱根にかける】国学院大・浦野が目指す“4代目山の神”

【箱根にかける】

国学院大・浦野が目指す“4代目山の神”

特集:
箱根駅伝
国学院大・浦野

国学院大・浦野【拡大】

 第96回東京箱根間往復大学駅伝競走は来年1月2、3日に開催される。出場チームを紹介する連載(全5回)の最終回は、10月の出雲駅伝で初優勝した国学院大。浦野雄平(4年)が“4代目山の神”を目指す。

 山の主役は譲らない。前回大会で山上り5区を走り、区間新(1時間10分54秒)をマークした浦野が2年連続の区間記録更新を誓った。

 「(区間記録更新は)最低限かなと思う。5区対策をして、山仕様の体になっている」

 “隠し玉”として投入された前回大会は、山対策を一切行わず、「上りは休もうと思っていた」とスタート直後の平地とラスト5キロの下りで稼いだ。山を経験したエースは、最後の箱根路へ背中、お尻、ハムストリングスなど、体の背面を強化。「今回は上りで攻める。上りの選手としてみてもらえれば」と強気に言い切った。

 “山の神”襲名のイメージはできている。日々の練習動画を必ず確認する浦野。最近は、自分が5区を走った動画や歴代“山の神”の3人、2005~07年の今井正人(順大)、09~12年の柏原竜二(東洋大)、15~16年の神野大地(青学大)の動画を見て研究。苦しい地点がどこか把握し、ポイントを押さえた走りにつなげる。

 「平常心で試合に臨むのが一番大事」と、多くのルーティーンを持つ。身につけるものは全て左からで、靴紐も左から結ぶ。おなかを温めるためと食事は汁物から。腸内環境を整えるため、蜂蜜入りヨーグルトを毎夕、欠かさない。新春もいつも通り過ごして、心も万全で臨む。

 往路優勝を目標に掲げる国学院大にとって、浦野の走りは鍵となる。山を制して、笑顔で復路につなぐ。 (武田千怜)=おわり

浦野 雄平(うらの・ゆうへい)

 1997(平成9)年11月1日生まれ、22歳。富山・氷見市出身。氷見南部中では野球部に所属。富山商高で陸上競技を始めた。国学院大進学後、箱根駅伝は1年時から出場し、6区17位、1区2位、5区区間賞。10月の出雲駅伝ではエース区間3区を走り、3位。初優勝に貢献した。1万メートルの自己ベストは28分25秒45。166センチ、55キロ。

  • 国学院大・箱根駅伝エントリーメンバー
  • 国学院大・最近5年の箱根駅伝成績