2019.12.21 22:58

桐生祥秀、6万人の前でボルト氏とレース「また6万人の前で…」 国立競技場オープニングイベント

桐生祥秀、6万人の前でボルト氏とレース「また6万人の前で…」 国立競技場オープニングイベント

イベントを前に多くの人が集まった国立競技場=東京・新宿区(撮影・川口良介)

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 2020年東京五輪・パラリンピックのメイン会場となる東京・国立競技場で21日、開場イベントが行われ、16年リオデジャネイロ五輪陸上男子400メートルリレー銀メダリストの桐生祥秀(24)=日本生命=や同100メートル、200メートル世界記録保持者のウサイン・ボルト氏(33)=ジャマイカ=らがスペシャルリレーを走るなどして盛り上げた。

 人気グループ、嵐のライブに続いて行われた「ONE RACE」。健常者、障害者、男性、女性からなる6人が垣根を越えて混合チーム4組を結成、1人200メートル、計1200メートルを走る。2チームは24年五輪開催地のパリと28年五輪開催地の米・ロサンゼルスの会場で同時にスタートし、第5走から国立のメンバーにつなぐ形で、性別も障害のあるなしも、国境も飛び越える、東京大会がテーマに掲げる「多様性」を実現するレースだ。

 桐生は緑組のアンカーとして青組のアンカー、ボルト氏らと激走。ボルト氏は登場するだけで観客から驚きの声が渦をなすほどで、引退しても注目度の高さを感じさせた。満場の大歓声が選手とともに客席を回る、五輪と同じ感覚を体験した。

 「これだけ多くの人の前で走れたのはすばらしい経験だ。来年、ここで走ることのない時分には特別な経験になった」とボルト氏。コースについては「いい感じのトラックだ。いい記録が出る可能性はすごくある」と話した。

 「6万人の中で走らせてもらい、また(来年)ここに戻って6万人の前で走りたい」とは桐生。「普段なら交わらない異色のメンバーが一つのチームになった。こういう取り組みがまたあればいいなと思うし、陸上好きな人がさらに出たらうれしい」と、意義をかみしめていた。