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陸連が五輪100&200ダブル出場禁止検討…サニブラウン反論「リレーは二の次」/陸上

陸連が五輪100&200ダブル出場禁止検討…サニブラウン反論「リレーは二の次」/陸上

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東京五輪
今年10月の世界選手権でアンカーを務めたサニブラウン(左)。右は3走の桐生

今年10月の世界選手権でアンカーを務めたサニブラウン(左)。右は3走の桐生【拡大】

 日本陸連は16日、東京都内で理事会を開き、2020年東京五輪の100メートル、200メートル代表選考基準について個人種目は原則1種目のみで選考する要項を提案した。金メダルを目指す男子400メートルリレーのメンバーの負担軽減が目的で、来年3月までに結論を出す方針。男子100メートル日本記録保持者のサニブラウン・ハキーム(20)=米フロリダ大=は異例の提案に理解を示した上で、個人種目にかける思いも吐露した。

 日本陸連が選手個人の勝負よりも、リレーの金メダルを優先したい考えを示した。東京五輪の短距離種目の選考基準について、理事会で「個人種目は原則として1種目のみとする」と提案。強化委員会の意向で、アスリート委員会との協議などを踏まえて最終的に判断するが、個人の権利を制限する異例の内容だ。日本陸連の麻場一徳強化委員長は「すごく議論した。ただ、国民の期待に応えるべく最大限の努力をするのも務め」と説明した。

 日本陸連は日程の厳しさを要因に挙げる。来年の東京五輪は8月5日夜に200メートルの決勝が行われ、400メートルリレーは6日午前に予選、7日夜に決勝が実施される。100メートルの代表は必ずリレーにエントリーする必要があり、人数は前回リオデジャネイロ大会の6人から5人に減らされた。

 今秋の世界選手権で日本はアジア新記録の37秒43で3位に入った。アンカーを務めたサニブラウンは200メートルには出場せず、100メートルとリレーを走った。2017年世界選手権では短距離2種目に出たサニブラウンが脚の痛みでリレーを回避した例もあり、土江寛裕五輪強化コーチは「ベストの4人がベストな状態で決勝に向かいたい」と話す。サニブラウンが東京五輪で100メートル、200メートルに出場した場合、8月6日の男子400メートルリレー予選の前に、5日間で最大6本走る可能性がある。

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  • 日本陸連の表彰式で優秀選手賞に選ばれた男子400メートルリレー代表。左から多田、白石、桐生、サニブラウン、小池
  • 陸上男子400メートルリレー・日本の過去3大会五輪成績