2019.12.11 05:02

東海大、“層”自慢!連覇へ強気、全日本は「飛車、角、桂馬落ち」でV/箱根駅伝

東海大、“層”自慢!連覇へ強気、全日本は「飛車、角、桂馬落ち」でV/箱根駅伝

特集:
箱根駅伝
有力校の監督が顔をそろえた中、東海大の両角監督は目標を総合優勝と記し、自信を示した (撮影・矢島康弘)

有力校の監督が顔をそろえた中、東海大の両角監督は目標を総合優勝と記し、自信を示した (撮影・矢島康弘)【拡大】

 「第96回東京箱根間往復大学駅伝競走」(箱根駅伝、来年1月2、3日=往路107・5キロ、復路109・6キロ)に出場する21チームのエントリー選手(各16人以内)が10日、発表された。東京・渋谷区の恵比寿ガーデンプレイスで行われたトークバトルに出席した東海大の両角速(もろずみ・はやし)監督(53)は2連覇に向け、選手層の厚さに自信を示した。10区間のエントリー選手は29日に決まる。

 平成から令和へつなぐ。今年1月、節目の95回大会で初優勝を飾った東海大。100周年の今大会でも頂点をつかみ取る。

 「目標は2連覇。東海大は選手層が強み」

 前回大会5位までの監督が顔をそろえ、一般のファンも集めた“公開会見”で、両角監督が選手に信頼を寄せた。

 10人中7人が3年生という布陣で制した前回大会。優勝メンバー8人が残る中、新戦力の台頭を印象付けたのが11月の全日本大学駅伝だった。

 故障の館沢亨次、状態に不安があった鬼塚翔太、阪口竜平ら「黄金世代」と呼ばれる4年生の主軸を欠いた構成を、指揮官は「飛車、角、桂馬くらいが抜けていた」と表現。そのレースで3年生の活躍が光った。

 3区の塩沢稀夕が区間3位。4区の西田壮志が区間賞。首位と2秒差でたすきを受けたアンカーの名取燎太が競り勝つ意地を見せた。「名取は去年の今頃は戦力外。西田も一か八かで(前回の箱根)5区。塩沢も16人に入っていなかった。3人はこの1年でチームの中心になってくれた」。リストに入った3年生トリオを両角監督がたたえた。

 もちろん、下級生にすべてを託すわけではない。「学生スポーツは最上級生が引っ張るもの」と、エントリー16人は4年生が8人と半数を占めた。層が厚みを増す中で、黄金世代の集大成とする。

 「平常心で臨むことが大事だと思っている」。2連覇、そして大学3大駅伝2冠へ。成し遂げた先に、令和の常勝軍団の座が待つ。 (武田千怜)

箱根駅伝

 正式名称は「東京箱根間往復大学駅伝競走」。世界最古の駅伝大会。世界に通用するマラソン選手の育成を目的に、日本初の五輪マラソン代表・金栗四三の発案で1920(大正9)年に始まった。10月の出雲駅伝、11月の全日本大学駅伝に続く学生3大駅伝の最終戦。毎年1月2、3日に実施。オープン参加の関東学生連合を合わせ、今年は21チームが参加する。最多優勝は中大の14度。

  • 会見する東海大・両角速監督。右は青学大・原晋監督=東京・恵比寿(撮影・矢島康弘)
  • 会見する東洋大・酒井俊幸監督。左は青学大・原晋監督=東京・恵比寿(撮影・矢島康弘)
  • 会見で駒沢大・大八木監督の肩をなでる帝京大・中野監督(右)=東京・恵比寿(撮影・矢島康弘)
  • 会見で「やっぱり」大作戦と発表する青学大・原晋監督=東京・恵比寿(撮影・矢島康弘)
  • 会見で「やっぱり」大作戦と発表する青学大・原晋監督=東京・恵比寿(撮影・矢島康弘)