2019.12.8 09:19

紀平4位、守らず攻めて4回転 ロシア勢対抗に「必須」/フィギュア

紀平4位、守らず攻めて4回転 ロシア勢対抗に「必須」/フィギュア

特集:
紀平梨花
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  • 女子フリー演技する紀平梨花(ロイター)
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  • 女子フリー演技する紀平梨花(ロイター)
  • 女子フリー演技する紀平梨花(ロイター)
  • 女子フリー演技する紀平梨花(AP)
  • 女子フリー演技する紀平梨花=トリノ(共同)
  • 女子フリー演技する紀平梨花=トリノ(共同)
  • 女子フリー演技する紀平梨花=トリノ(共同)
  • 女子フリー演技する紀平梨花=トリノ(共同)
  • 女子フリー演技を終え、歓声に応える紀平梨花=トリノ(共同)
  • 女子フリー演技を終え、手を振る紀平梨花=トリノ(共同)

 フィギュアスケート・グランプリファイナル第3日(7日=日本時間8日、イタリア・トリノ)女子ショートプログラム(SP)6位の紀平梨花(関大KFSC)はフリー4位の合計216・47点で4位に終わり、2連覇はならなかった。SP1位のアリョーナ・コストルナヤ(ロシア)がフリーで2位となり、自身の世界最高を塗り替える合計247・59点で初出場優勝を飾った。 

 一気に押し寄せてきた4回転の波に、乗り遅れるわけにはいかない。紀平には攻める選択肢しかなかった。冒頭、実戦で初めて4回転サルコーに挑んだ。「絶対に守りに入った構成にはしないと。精いっぱい尽くせました」。転倒に終わったものの、表情はすがすがしかった。

 前回覇者は表彰台に届かず4位。今季シニアデビューしたロシアの3人娘がトップ3を占めた。ともに15歳で2位のシェルバコワは2種類3本、3位のトルソワは4種類5本もの4回転を演技構成に組み込んでいた。

 スケート大国の若き才能を前に、日本の17歳は引かなかった。SPから一夜明けた朝の段階で、冒頭での大技投入を胸に決めた。失敗すればプログラム全体の流れが崩れるリスクもあった。「何が起こっても焦らない」。ここ一番で腹をくくった。

 最下位の6位と出遅れたSPが発奮材料だった。加点がつく最後の3本目に連続技を跳ぶプランもありながら、堅実に2本目に跳んだ。守りに入った結果、転倒。「SPのミスもあって(4回転を)絶対にやろうと気持ちが変わった」。今後はSPのこの連続技を最後に跳ぶことも心に誓ったという。

 もう迷わない。「4回転が必須になってくると改めて感じさせられた試合でした。時代の流れに沿っていけるように」。この先も、17歳は攻める。