2019.12.7 08:39

紀平梨花、空白の時間に狂った歯車 屈辱の最下位に「当たり前」/フィギュア

紀平梨花、空白の時間に狂った歯車 屈辱の最下位に「当たり前」/フィギュア

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女子SP 転倒する紀平梨花(AP)

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 フィギュアスケート・グランプリファイナル第2日(6日=日本時間7日、イタリア・トリノ)女子ショートプログラム(SP)で前回覇者の紀平梨花(関大KFSC)は70・71点で最下位の6位と出遅れた。アリョーナ・コストルナヤ(ロシア)が自身の世界最高を更新する85・45点をマークし首位発進した。

 狂った歯車が元に戻らない。持て余した時間が紀平の心身を乱した。「体が全然動かなかったです。調整ミスで、この演技は当たり前」。今季SP自己最低の70・71点。女王として迎えた選ばれし6人による争いで、屈辱の最下位スタートとなった。

 午前10時過ぎに公式練習を終え、午後8時過ぎの出番まで大きく時間が空いた。休息のため宿舎で横になったものの寝付けず、かえって疲労感がたまったという。「すごいしんどかった」。アップから体の重さを感じ、リンクでも案の定、動きは鈍かった。

 代名詞のトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)で着氷が乱れる。フリップ-トーループの連続3回転は回転不足となって転倒。17歳の表情は最後まで浮かなかった。

 スケート大国ロシア勢の壁は高く分厚い。「ミスが出たら終わり」。そう肝に銘じながら痛恨の失敗を重ね、首位のコストルナヤには14・74点もの差をつけられた。

 2年連続の表彰台を死守するためにも、フリーで同じ過ちは繰り返せない。調子次第で4回転サルコーを初投入するつもりだ。「なんとかして巻き返したい」。このまま終われるわけがない。

  • 女子SP演技する紀平梨花(AP)
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  • 女子SP演技する紀平梨花(AP)
  • 女子SP演技する紀平梨花(ロイター)
  • 女子SPで6位の紀平梨花=トリノ(共同)
  • 女子SPで6位の紀平梨花=トリノ(共同)
  • 女子SPで6位の紀平梨花=トリノ(共同)
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