2019.12.5 05:03

東京五輪マラソン、コース半分だけ決定 異例の継続協議

東京五輪マラソン、コース半分だけ決定 異例の継続協議

札幌市中心部の大通公園

札幌市中心部の大通公園【拡大】

 2020年東京五輪のマラソン・競歩の札幌移転について、国際オリンピック委員会(IOC)は4日、スイス・ローザンヌで理事会を開催。大会組織委員会が提案した札幌市中心部を2周するマラソンコースの決定を見送った。1周目を20キロとする設定は合意し、半分だけが決定するという異例の事態になった。

 マラソンと競歩の発着点を札幌市中心部の大通公園とする会場計画は承認。札幌駅前通を往復する競歩のコースには同意して決着した。

 大会終盤4日間に集中する日程も了承。競歩男子20キロが8月6日午後4時半、同50キロが7日午前5時半、女子20キロが同日午後4時半に開始。マラソンは女子が8日、男子が大会最終日の9日で、いずれも午前7時スタートとなった。

 マラソンについて組織委は、ハーフマラソンコースが大会のレガシー(遺産)になるなど地元の意向も踏まえ、1周約20キロのコースを2周する案を提示。1周目は合意したが、残りの約22キロについて世界陸連はコンパクト化による経費削減を訴えて7キロ3周案を主張。2周目以降は継続して協議することになった。12月中旬に結論を出すことを目指す。組織委の森喜朗会長(82)は「おそらく日本側の主張に理解が得られる」と自信を示した。

 また、東京開催でもチケット販売の予定がなかった競歩に加え、マラソンも男女とも有料観客席を設けず、チケットの販売を行わないことになった。

マラソン男子代表の中村匠吾が所属する富士通の福嶋正監督「あまり長引いてもいいことはない。早く決めてもらわないと選手も落ち着かない」

服部勇馬を指導するトヨタ自動車の佐藤敏信監督「決まってから動くしかない。練習のベースは変わらないし、すぐにコースを見に行くこともないので」