2019.12.4 19:19

東京五輪マラソンコース決着せず 大通公園発着と日程は決定

東京五輪マラソンコース決着せず 大通公園発着と日程は決定

 国際オリンピック委員会(IOC)は4日、スイスのローザンヌで理事会を開き、暑さ対策で都内から札幌に変更した2020年東京五輪のマラソンと競歩について、大会組織委員会が提案した札幌市中心部を2周するマラソンコースの了承を見送った。札幌駅前通を往復する競歩のコースには同意して決着した。

 マラソンと競歩の発着点を札幌市中心部の大通公園とする計画は承認。計5種目を8月6~9日の大会終盤4日間に集中開催する日程についても了承した。今回の焦点だったコースは継続協議となり、開催準備に影響が出ることも予想される。

 組織委はマラソンのコース選定で市中心部を2周する案を要望したが、ワールドアスレチックス(世界陸連)はよりコンパクトな周回案を主張し、交渉を重ねてきたが、合意できなかった。

 高温多湿の中東ドーハで9~10月に開催された陸上の世界選手権でマラソンや競歩の棄権者が続出し、IOCは10月に札幌開催案を発表した。一部選手や東京都が反発したが、移転で生じる費用を都が負担しないことなどを確認して日本側は札幌開催を受け入れた。(共同)

山下泰裕・日本オリンピック委員会(JOC)会長の話「一歩前進と捉えていいのかなと思う。(コース)後半はどうするのか。アスリートファースト、レガシーという視点を勘案しながら、早めに決めていただければありがたい」