2019.12.4 05:02

【佐野稔氏展望】GPファイナル 紀平、V2へ打倒ロシア新生3人娘

【佐野稔氏展望】

GPファイナル 紀平、V2へ打倒ロシア新生3人娘

特集:
紀平梨花
前回優勝の紀平は、勢いに乗るロシア勢に挑む

前回優勝の紀平は、勢いに乗るロシア勢に挑む【拡大】

 フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ上位6人で争うGPファイナルは、5日にイタリア・トリノで開幕する。1976年インスブルック冬季五輪代表でサンケイスポーツ評論家の佐野稔氏(64)が展望を語り、女子で前回覇者の紀平梨花(17)=関大KFSC=には4回転ジャンプの投入を期待した。

 GPシリーズ6戦を全勝したコストルナヤ、トルソワ、シェルバコワのロシア勢に対し、紀平はどこまで食い下がれるか。女王としてのプライドを胸に戦ってほしい。

 コストルナヤは精度の高いトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)を、トルソワとシェルバコワは複数の4回転を跳ぶ。特にフリーでは、大技を操るロシア勢との得点差が開きやすい。紀平にミスは許されず、2年連続の表彰台に向けてSPから高得点を残したい。

 3回転半の安定感は昨季より増している。確実にファイナルに進むため、GPシリーズは堅実な演技構成で突破した。ここで得点源となる4回転サルコーを投入し、果敢に攻めてロシア勢に立ち向かいたい。この姿勢が来春の世界選手権、ひいては2022年北京冬季五輪につながる。