2019.12.4 21:03

陸上界、早期決着を要望「決めてもらわないと」 五輪マラソンコース

陸上界、早期決着を要望「決めてもらわないと」 五輪マラソンコース

 国際オリンピック委員会(IOC)は4日、スイスのローザンヌで理事会を開き、暑さ対策で都内から札幌に会場を変更した2020年東京五輪のマラソンと競歩について、大会組織委員会が提案した札幌市中心部を2周するマラソンコースの決定を見送った。札幌駅前通を往復する競歩のコースには同意して決着した。

 東京五輪のマラソンは日程と発着点、20キロまでの周回が決まったが、コース全体は確定しなかった。男子代表の中村匠吾が所属する富士通の福嶋正監督は「あまり長引いてもいいことはない。早く決めてもらわないと選手も落ち着かない」と早期決着を要望。服部勇馬を指導するトヨタ自動車の佐藤敏信監督は「決まってから動くしかない。練習のベースは変わらないし、すぐにコースを見に行くこともないので」と中途半端な状況を受け止めた。

 競歩は札幌駅前通を往復するコースが決定。男子20キロの世界選手権覇者で、五輪代表の山西利和は所属する愛知製鋼を通じて「一選手としてやるべきことは変わりません。五輪の舞台を用意してくださる皆さんへの感謝を胸に、金メダル獲得に向けて日々精進してまいります」とのコメントを出した。

 マラソンの後半を残しての半歩前進。日本陸上競技連盟の尾県貢専務理事は「選手目線からしても準備ができる。どういう形であろうとも一安心」と評価した。