チチパスに敗れたフェデラー(AP)【拡大】
男子テニスの年間成績上位8人による今季最終戦、ATPファイナルのシングルス準決勝が16日にロンドンで行われ、初出場で第6シードのステファノス・チチパス(21)=ギリシャ=が、第3シードのロジャー・フェデラー(38)=スイス=に6-3、6-4で勝利。チチパスは17日(日本時間18日午前3時開始予定)に行われる決勝で、第5シードのドミニク・ティエム(26)=オーストラリア=と対戦する。
この日フェデラーが敗れ、男子シングルス界で「ビッグ3」と呼ばれる第2シードのジョコビッチ、第1シードのナダルの3選手が今大会から姿を消した。ジョコビッチはグループ最終戦でフェデラーに敗れ、ナダルも同最終戦でチチパスに敗れ、準決勝進出を逃していた。
オーストラリアの公共放送ABC(電子版)は17日、「フェデラー、ATPファイナルでチチパスへの敗戦を受け、『ビッグ3』の終わりは時間の問題であると明かす」との見出しで紹介。「テニス界を長い間圧倒し続けてきたが、ロジャー・フェデラーは彼を含めた、ジョコビッチ、ナダルの『ビッグ3』が、2020年新世代のもっとも厳しい挑戦に直面することになるかもしれないと明かした」と報じた。