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尚弥、次なる野望はバンタム級完全制圧!ウバーリとテテ撃破で4団体統一/WBSS

尚弥、次なる野望はバンタム級完全制圧!ウバーリとテテ撃破で4団体統一/WBSS

2018年10月8日、KO勝利を挙げたWBSSから一夜明け会見する井上尚弥。“打たれない男”が…

2018年10月8日、KO勝利を挙げたWBSSから一夜明け会見する井上尚弥。“打たれない男”が…【拡大】

 さらに、ロドリゲスと戦うネリも候補の1人。現在はスーパーバンタム級が主戦場のギジェルモ・リゴンドー(39)=キューバ=も階級を落とせば、対戦が現実味を帯びる。所属ジムの大橋秀行会長(54)は尚弥のウバーリ戦熱望を理解しながら「テテとかリゴンドーも面白い。楽しみですね」と期待した。

 尚弥は優勝後、家族らと焼き肉を食べ、興奮で一睡もしなかったが、試合中に焦点が合わなくなった右目は元に戻った。対戦したドネアの「勝って持ち帰るという約束は果たせなかったが、息子2人に見せたい」という要望に応え、授与された「ムハマド・アリ・トロフィー」を一晩貸し出して、憧れの存在に敬意を表した。

 「普通の生活がしたいです。いつまでも強いお父さんでいたいです」

 年内は休養を優先させて、家族との時間を過ごす。英気を養った“モンスター”から2020年も目が離せない。 (山口泰弘)

尚弥、ドネア戦VTR

 尚弥は2回、最も警戒していたドネアの左フックを右目上に浴びて出血した。右目の焦点が合わず苦しい戦いになり、強打から左ジャブを使ってポイントを取る作戦に変更。8回から流血で右目が見えない状態になったが、終始冷静に対処した。終盤に勝負をかけ、11回に逆襲の左ボディーでダウンを奪い、立ち上がったドネアと12回まで戦い抜き、3-0の判定で壮絶な打ち合いを制した。

バンタム級

 体重53・52キロまでで、男子の全17階級で5番目に軽い。1965年にファイティング原田が日本選手として初の世界王座を獲得した。世界王座最多防衛記録はオルランド・カニザレス(米国)の16度(IBF)。日本選手の最多防衛記録は山中慎介(帝拳)の12度(WBC)。

  • WBSS優勝から一夜明け、世界地図を背にトロフィーとともにポーズを決める井上尚弥。バンタム級完全制圧を目指す(撮影・斎藤浩一)
  • ドネアとの激闘の痕くっきり=横浜市(撮影・斎藤浩一)
  • WBSS制覇から一夜明け、アリ・トロフィーを掲げる井上尚弥=横浜市(撮影・斎藤浩一)
  • WBSS制覇から一夜明け、アリ・トロフィーを前に世界地図を指さす井上尚弥=横浜市(撮影・斎藤浩一)
  • WBSS制覇から一夜明け、サンケイスポーツを手前にポーズを決める井上尚弥=横浜市(撮影・斎藤浩一)
  • 井上尚弥・プロ全成績
  • 井上尚弥・バンタム級での主な対戦相手候補