2019.11.8 12:09

竹原慎二氏、尚弥-ドネアは今年の最高試合「両者の頑張りがないと」/WBSS

竹原慎二氏、尚弥-ドネアは今年の最高試合「両者の頑張りがないと」/WBSS

5R 攻める井上尚弥(右)=さいたまスーパーアリーナ (撮影・山田俊介)

5R 攻める井上尚弥(右)=さいたまスーパーアリーナ (撮影・山田俊介)【拡大】

 ワールド・ボクシング・スーパーシリーズ(WBSS)バンタム級決勝(7日、さいたまスーパーアリーナ)WBA、IBF世界王者の井上尚弥(26)=大橋=がWBA世界スーパー王者のノニト・ドネア(36)=フィリピン=に3-0で判定勝ちして優勝。キャリア20年の5階級制覇王者を下し、同級の頂点に立った。井上尚は右目上から流血するなど苦しめられたが、11回に左ボディーでダウンを奪い、3年半ぶりに最終12回までもつれた死闘を制した。

 元WBA世界ミドル級王者の竹原慎二氏(47)は8日、ブログで「正直 井上は楽に倒せると思って見てましたが 開始から両者 プレッシャーの掛け合い 激しい打ち合い 素晴らしい試合だった」と絶賛。「ドネアはフェザーから2階級下げての決勝戦 ドネアは井上のハードパンチをひるまず打ち合っていた フェザー級の世界で戦ってきた5階級王者は強かった」とたたえた。

 続けて「井上は前半右まぶたをカットして苦しい立ち上がりだったが 9ラウンドいいパンチをもらい危なかった場面はあったがクリンチでしのぎ次に繋げていた 井上は倒す意識が強く 今回は力んでいたな」と指摘。「得意のボディー打ちもドネアに打たせてもらえなかったが ようやく終盤にレバー打ちが炸裂してダウンを奪った ドネアもよく立った 俺はこのダウンが決定的な勝利に繋がったと思う 俺の採点は4ポイント勝っていた」と勝負の分かれ目を挙げた。

 「井上は最後までスピード スタミナは落ちるどころか気合いが増していた ドネアも打たれても打ち返し一進一退の感動する試合だった 1人がずば抜けていてもダメだし両者の頑張りがないとこんなに素晴らしい試合は見られない 最高の試合を見させてくれた 2人に感謝 今年の最高試合だな」と両者をねぎらっていた。

  • 1R攻める井上尚弥(左)=さいたまスーパーアリーナ(撮影・今野顕)
  • WBSS優勝し、アリトロフィーを掲げる井上尚弥=さいたまスーパーアリーナ(撮影・今野顕)