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尚弥、WBSS制覇で世界最強!血まみれ死闘「ドネアが二重に見えた」/BOX

尚弥、WBSS制覇で世界最強!血まみれ死闘「ドネアが二重に見えた」/BOX

5回、一気に攻め込む尚弥。顔を腫らしながら前に出た(撮影・山田俊介)

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 プロボクシング・WBA、IBF世界バンタム級王座統一兼ワールド・ボクシング・スーパーシリーズ(WBSS)同級決勝(7日、さいたまスーパーアリーナ)壮絶な打ち合いを制した! WBA、IBF世界王者の井上尚弥(26)=大橋=がWBA世界スーパー王者のノニト・ドネア(36)=フィリピン=に3-0で判定勝ちして優勝。キャリア20年の5階級制覇王者を下し、同級の頂点に立った。井上尚は右目上から流血するなど苦しめられたが、11回に左ボディーでダウンを奪い、3年半ぶりに最終12回までもつれた死闘を制した。米興行大手トップランク社は試合後、“モンスター”との契約を発表。ボクシングの本場でスターへと駆け上がる。

 アリーナを埋めた2万2000人の大観衆が興奮した壮絶な打ち合い。ハイライトは逆襲の左ボディーだった。「ナオヤ・コール」が響く11回の1分過ぎ。ドネアはリング中央からロープ際へ歩を進め、前かがみになってダウン。尚弥が優勝を確実にした一撃だった。

 「ドネア選手、めちゃくちゃ強かったです…。世代交代という言葉を使って挑みましたが、期待通りのファイトは正直、できなかった。もっと練習して強い井上尚弥を見せたいです」

 歓喜の勝利ではなく、安堵(あんど)の判定勝ちに表情を緩めた。12回までフルに戦ったのは、2016年5月のWBO世界スーパーフライ級のV2戦以来9試合、3年半ぶり。終了後にはプロ転向前から憧れの存在だったドネアと抱き合い、健闘をたたえ合った。

 2回残り40秒で最も警戒していたドネアの左フックを浴び、右目上を切って出血した。ボクシング人生で初めて経験するカット。その後は「ドネアが二重に見えた。あれから目がぼやけた」と3回終了後に目の異常を訴え、ハンディを背負って戦い続けた。右の鼻からも出血。手数の少ないドネアから、的確な連打で追いこまれた。

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  • アリ・トロフィーを掲げる尚弥。勝利の重みを実感した(撮影・今野顕)
  • 優勝を決め、モハメド・アリトロフィーを手にする井上尚弥=さいたまスーパーアリーナ(撮影・中井誠)
  • 判定勝利の井上尚弥(右)=さいたまスーパーアリーナ(撮影・今野顕)
  • 11R、ダウンを奪う井上尚弥=さいたまスーパーアリーナ(撮影・中井誠)
  • 勝利しモハメド・アリ・トロフィーを掲げる井上尚弥=さいたまスーパーアリーナ(撮影・山田俊介)
  • 9Rパンチを受ける井上尚弥(左)=さいたまスーパーアリーナ(撮影・山田俊介)
  • 6R、攻める井上尚弥(右)=さいたまスーパーアリーナ(撮影・今野顕)
  • 6R、攻める井上尚弥=さいたまスーパーアリーナ(撮影・山田俊介)
  • 2回、ドネア(左)を攻める井上尚弥=さいたまスーパーアリーナ
  • 5R攻める井上尚弥(右)=さいたまスーパーアリーナ(撮影・山田俊介)
  • 1R攻める井上尚弥(左)=さいたまスーパーアリーナ(撮影・今野顕)
  • 井上尚弥ドネア