2019.11.7 05:03

井上尚弥、今夜世界一へ!ドネア倒した先にパッキャオ超えの野望/BOX

井上尚弥、今夜世界一へ!ドネア倒した先にパッキャオ超えの野望/BOX

いよいよ決戦。前日計量を終えてファイティングポーズをとる井上尚弥(左)とドネア(撮影・山田俊介)

いよいよ決戦。前日計量を終えてファイティングポーズをとる井上尚弥(左)とドネア(撮影・山田俊介)【拡大】

 プロボクシングのワールド・ボクシング・スーパーシリーズ(WBSS)バンタム級決勝(7日、さいたまスーパーアリーナ)の前日計量が6日、東京都内のホテルで行われた。WBA、IBF世界王者の井上尚弥(26)=大橋=はリミットの53.5キロ、WBA世界スーパー王者ノニト・ドネア(36)=フィリピン=は53.3キロでともに1度目でパス。尚弥は緊張感を漂わせながら、新たな野望を見据えてドネア撃破を目指す。

 計量を終えた尚弥が、ドネアとステージ上でにらみ合った。両選手の鋭い眼光が交錯し、緊張感は最高潮に達した。

 「今後の大きな試合に向けての第一歩になる。しっかり勝ちたい」

 決勝戦に向けた公開練習、予備検診、前日5日の記者会見、この日の計量と、いずれも取材時間を最小限に抑えて行われた。所属ジムの大橋秀行会長(54)の意向だ。大一番を前に、ピリピリしたムードが計量会場を覆い尽くす。

 海外ブックメーカーの予想オッズでは、尚弥は過去2試合と同様に圧倒的有利。だが「自分の中でそれほど差はない。いつどこで何があるか分からない。オッズは頭から外して闘う」と、ドネアに警戒心を緩めない。

 新たな目標へ向けて負けられない一戦になる。大橋会長は今後の展望について「パッキャオという感じです。パッキャオを超えるのは尚弥しかいない」と発言した。

 プロボクシング6階級制覇王者のマニー・パッキャオ(40)=フィリピン。現時点で3階級制覇の尚弥はスーパーバンタム級、フェザー級とさらに複数階級制覇を狙うほか、米ラスベガスでのメイン出場などアジア発のスターとして米国に進出していく青写真を描く。

 「いよいよ明日、試合をするだけ。いま最高の気持ちでいっぱいです」

 あとは開始のゴングを待つだけ。自身の前には弟の井上拓真(23)=大橋=の世界戦がある。3歳下の弟から白星のバトンを受け、ドネアにKO勝ちしてアベック勝利を実現する。 (山口泰弘)

  • 対峙する井上尚弥(左)、ノニト・ドネア=東京・九段下(撮影・山田俊介)
  • 計量台の上でポーズをとる井上尚弥=東京・九段下(撮影・山田俊介)
  • ノニト・ドネア(右)と握手をかわす井上尚弥=東京・九段下(撮影・山田俊介)
  • プロボクシング・ダブル世界戦
  • 井上尚弥・プロ全成績
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