2019.11.1 12:56

小池知事、苦渋の決断 大会成功を考慮、表情硬く

小池知事、苦渋の決断 大会成功を考慮、表情硬く

4者協議の前に握手を交わすIOCのコーツ調整委員長(左)と東京都の小池知事=東京都中央区

4者協議の前に握手を交わすIOCのコーツ調整委員長(左)と東京都の小池知事=東京都中央区【拡大】

 「東京での開催がベストとの判断は変わっていない」としながら「大会成功のため」と苦渋の決断を口にした。2020年東京五輪のマラソンと競歩の札幌移転案に反発し、対応が注目されてきた東京都の小池百合子知事。1日、移転が正式決定した国際オリンピック委員会(IOC)の調整委員会では硬い表情を見せ続けた。

 小池氏は正午ごろ会場へ入ると、コーツ調整委員長と笑顔で握手し、通訳なしで言葉を交わして着席。都の取り組みを振り返り「来年の大会を成功させるため、(関係機関が)信頼し合って前に進むことが重要だ」と力説した。 五輪後に東京で別のマラソンを開催するとのIOCの案に対しては「バッハ会長から真摯なメッセージを頂いた」と評価し、笑顔も見せた。コーツ氏は小池氏の決断に笑みを浮かべて応じた。 一方、組織委の森喜朗会長が関係者の合意に至った点を「大英断。心から敬意を表したい」と述べた際、小池氏は手元の紙にメモをするなどしてほとんど視線を合わせることもなく、険しい表情のままだった。