2019.10.12 05:02(1/2ページ)

貴ノ富士が引退「協会とのやりとりに疲れ果てた」

貴ノ富士が引退「協会とのやりとりに疲れ果てた」

引退が決まった貴ノ富士。代理人弁護士を通じてコメントを出した

引退が決まった貴ノ富士。代理人弁護士を通じてコメントを出した【拡大】

 日本相撲協会は11日、付け人力士への暴力行為などにより自主的な引退を促していた西十両5枚目貴ノ富士(22)の現役引退を発表した。同日、貴ノ富士側から協会へ引退の意思を示す文書が郵送。師匠の千賀ノ浦親方(元小結隆三杉)が協会を訪れ、書式に則した引退届を提出して受理された。理事会の決議を不服としていた貴ノ富士だが、一転して収束した。

 代理人弁護士を立て、法廷闘争へ発展する可能性もあった貴ノ富士の暴力問題が、自主引退を促していた9月26日の理事会決議を受け入れて終結した。11日は貴ノ富士が何らかの意向を回答する期限だった。

 自主的な引退となったことで、協会の「退職金、功労金、養老金の支給に関する規定」に従い退職金などの支給は行われる。

 この日、貴ノ富士が引退の意思を示した文書の中には心境もつづられていた。「今回の不当性が公に認められたとしても、いまの協会内、相撲部屋内に私が戻るところはないでしょう。協会とのやりとりに疲れ果ててしまった」。代理人同席の会見を開き法的視点から処分の不当性を訴えると拳を振り上げながら、結果的に“独り相撲”で心が折れたようだ。

【続きを読む】