2019.10.4 21:54

井上尚弥、拓真が練習公開 兄の尚弥は“仮想ドネア”とスパー/BOX

井上尚弥、拓真が練習公開 兄の尚弥は“仮想ドネア”とスパー/BOX

ワールド・ボクシング・スーパーシリーズ(WBSS)決勝へ向けて練習する井上尚弥=横浜市

ワールド・ボクシング・スーパーシリーズ(WBSS)決勝へ向けて練習する井上尚弥=横浜市【拡大】

 プロボクシングのWBA、IBF世界バンタム級王者の井上尚弥(26)と、WBC世界同級暫定王者の井上拓真(23)の兄弟が4日、所属する横浜市の大橋ジムで練習を公開。11月7日にさいたまスーパーアリーナで行うダブル世界戦に向けて、ともにスパーリングやミット打ちなどで約1時間汗を流した。

 兄の尚弥はワールド・ボクシング・スーパーシリーズ同級決勝の相手、世界5階級制覇王者で、WBA世界同級スーパー王者のノニト・ドネア(36)=フィリピン=を想定したスパーリングパートナーを、フィリピンから呼び寄せて練習中。WBO世界スーパーバンタム級2位のアルベルト・パガラ(25)=フィリピン=で、プロ戦績は33戦32勝(23KO)1敗という強豪。尚弥は「新しいパートナーはめちゃくちゃ練習になる。圧のかけ方やカウンターの打ち方はフィリピン人独特のもの。いい練習ができそう」と試合に向けて万全の練習を積んでいる。

 大橋秀行会長(54)は「(パガラは)左フックの打ち方がドネアにすごく似ている」と話し、ドネアが最も得意とするパンチへの対策にもピッタリのようだ。パガラは昨年、ドネアと6ラウンドのスパーリングをしたことがあるが「ナオヤの方がパワーがある。オールパンチが強い」と太鼓判を押した。

 今月1日には同学年で仲の良いWBA世界ライトフライ級スーパー王者の京口紘人(25)=ワタナベ=が、同級1位の久田哲也(34)=ハラダ=に判定勝ちして2度目の防衛に成功した。お互いに勝って、年末に祝勝会を開催し、海外旅行に行く約束をしているが「祝勝会がてらの焼き肉は毎回やっていこうかな。旅行は別に楽しみではないです」と笑った。

 現在、週に4日スパーリングを行っていると言い「今は疲れをためるだけためて、追い込む時期」とハードな練習を続けている。「スピードを意識しながら練習している。スピードで圧倒したい」と“フィリピンの閃光(せんこう)”に引導を渡すつもりだ。世界が注目する一戦で、日本が誇る“モンスター”は京口に続いて勝利し、年末は焼き肉と海外旅行を満喫する。