2019.10.3 17:47

川内「他にフルマラソンが98回目の人はいない」/陸上

川内「他にフルマラソンが98回目の人はいない」/陸上

世界陸上男子マラソンを前に記者会見する川内優輝=3日、ドーハ(共同)

世界陸上男子マラソンを前に記者会見する川内優輝=3日、ドーハ(共同)【拡大】

 【ドーハ=3日】陸上の世界選手権男子マラソン代表が当地で記者会見し、4度目の出場となる川内優輝(あいおいニッセイ同和損保)が初の入賞に向けて意気込んだ。

 高温多湿の過酷な条件が見込まれる。プロランナーは「他にフルマラソンが98回目の人はいない。いろんなレースを経験していて有利になる。8位入賞が、自分の満足のためにも日本のためにもなる」と言葉に力を込めた。

 酷暑を考慮され、5日午後11時59分に号砲が鳴る。川内は現地入り後、午後7時に起床し、正午頃に眠りにつく昼夜逆転の生活を送っている。本番の時間帯に合わせて練習は午前1時に開始し、異例の深夜レースに備えている。

 元実業団ランナーで夫人の侑子さんが三重大時代に師事した杉田正明氏は現在、日本陸連の科学委員長として暑熱対策の研究に従事。男子50キロ競歩で金メダルを獲得した鈴木雄介(富士通)ら、今大会のロード代表を支えている。

 川内は「(杉田氏の教え子の侑子さんからも)知識を教えてもらった。競歩の(レース)映像を見て(給水のタイミングなど)暑熱対策を勉強した」と自信を示した。

 前回2017年ロンドン大会は、わずか3秒差で8位入賞に届かず。日本勢は1995年イエーテボリ大会以来、11大会ぶりの入賞なしに終わった。「連続入賞を途絶えさせたからには自分で取り戻す」。今春、公務員からプロに転向。マラソンを突き詰めてきた32歳が本領発揮する。

  • 世界陸上男子マラソンを前に、記者会見でポーズをとる(左から)二岡康平、川内優輝、山岸宏貴=3日、ドーハ(共同)