2019.9.27 16:56

貴ノ富士、暴行・差別的発言を謝罪 ニワトリ呼ばわりは元々部屋で使われていた表現

貴ノ富士、暴行・差別的発言を謝罪 ニワトリ呼ばわりは元々部屋で使われていた表現

会見する貴ノ富士=東京都千代田区(撮影・桐原正道)

会見する貴ノ富士=東京都千代田区(撮影・桐原正道)【拡大】

 大相撲で昨年に続いて付け人力士に暴力を振るい、日本相撲協会から自主的な引退を促された西十両5枚目の貴ノ富士(22)=本名上山剛、栃木県出身、千賀ノ浦部屋=が27日、文部科学省で記者会見を開いた。

 貴ノ富士は会見冒頭、「処分の元となった行動について深く反省しています。親方から若い衆の指導を任せられている中で言葉で指導できず手を出してしまいました。今後、機会を許されれば、被害を受けた付き人のご実家に伺い直接謝罪したい。また差別的な発言も若い衆や他の皆様に不快な思いをさせてしまい、本当に申し訳なく思っています」と謝罪した。その上で、「今回の処分はあまりに重く受け入れられません。中学のときから憧れ、この世界に入り、きつい稽古に耐え、相撲道に一歩ずつ歩んできた私には相撲しかありません。暴行という愚かな行いを反省し、自らを戒め、土俵に戻って相撲道に精進したいと思っています」と現役続行を希望した。

 部屋の新弟子4人が仕事に失敗した際に「お前、障がい者か」「ニワトリ」などと差別的な発言をしたことを記者から問われると、「はい」と認め、「もちろん言い過ぎだと思っています。もっと考えて言ってあげられることがたくさんあったと後悔しています」と述べた。

 同席した弁護士から「差別的な発言は部屋の中であなたが初めて言ったことですか?」と促されると、「いいえ、違います。貴乃花部屋から千賀ノ浦部屋に移った際に、元々千賀ノ浦部屋にいた兄弟子たちが『こいつは障がい者だから、言うことも聞かないし、人のせいにばっかりするから、何も言わなくていいよ』みたいなことを言われていました」と千賀ノ浦部屋で使われていた表現だったと答えた。

 自身の指導について、「中学を卒業した何もわからない中で、この厳しい世界では生半可な優しさではダメだと思っています。自分もそういう叱咤激励を受けながら育ててきてもらってここまできたので、そういう強い気持ちを持ってもらいたくて付き人や若い衆に接してきていました」と話した。

  • 会見する貴ノ富士=東京都千代田区(撮影・桐原正道)
  • 会見の冒頭、頭を下げる貴ノ富士=東京・千代田区(撮影・桐原正道)
  • 会見する貴ノ富士=東京・千代田区(撮影・桐原正道)
  • 会見する貴ノ富士=東京・千代田区(撮影・桐原正道)
  • 会見する貴ノ富士=東京・千代田区(撮影・桐原正道)