2019.9.27 05:02

男子50キロ競歩・鈴木、目標を修正「金メダル」から「レース完遂」へ 世界陸上27日開幕

男子50キロ競歩・鈴木、目標を修正「金メダル」から「レース完遂」へ 世界陸上27日開幕

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世界陸上
大会を前に会見した男子50キロ競歩日本代表の(左から)野田明宏、鈴木雄介、勝木隼人 (撮影・桐山弘太)

大会を前に会見した男子50キロ競歩日本代表の(左から)野田明宏、鈴木雄介、勝木隼人 (撮影・桐山弘太)【拡大】

 【ドーハ26日=鈴木智紘】27日に開幕する陸上の世界選手権男子50キロ競歩代表が当地で記者会見を行った。日本記録保持者の鈴木雄介(31)=富士通=は高温多湿の過酷な条件を体感し、金メダル獲得からレースの完遂へと目標を修正。日本勢最上位のメダリストは2020年東京五輪代表に内定する一戦を、マイペースで歩ききる。

 灼熱(しゃくねつ)の暑さは想像以上だった。出発前は目標を世界一に定めた鈴木が軌道修正だ。まずは50キロのレースの完遂を目指す。

 「(目標は)金メダルと言い切れない。マイペースで歩ききることを見据えていきたい」

 28日午後11時半に号砲は鳴るが、ドーハは夜でも気温30度を超える。コースは海岸沿いで、湿度は80%近い。日本陸連による24日夜の気象条件の計測では湿度90%だったという。「サウナの中で練習しているのかというくらいだった」と鈴木。酷暑が懸念される東京五輪への試金石はラスト10キロの勝負とにらみ、中盤まではペースを抑える。

 夜のレースに向けて生活リズムを3時間遅らせており、23日の現地入り後は夕食を午後9時に摂る。自己記録はエントリー47選手中3位。日本勢最上位のメダリストに与えられる五輪切符獲得の期待を背負う。表彰台に立てば日本勢3大会連続。「日本が競歩大国といわれる日も近い。その担い手になれたら」。5度目の出場となる31歳がサバイバルレースを勝ち抜く。

  • 大会を前に会見した男子50キロ競歩日本代表の(左から)野田明宏、鈴木雄介、勝木隼人=ドーハ(桐山弘太撮影)