2019.9.17 05:02

【記者が見た文田という男】ニャンコ大好き「猫レスラー」

【記者が見た文田という男】

ニャンコ大好き「猫レスラー」

男子グレコローマン60キロ級準決勝 イラン選手からポイントを奪い、雄たけびを上げる文田健一郎=ヌルスルタン(共同)

男子グレコローマン60キロ級準決勝 イラン選手からポイントを奪い、雄たけびを上げる文田健一郎=ヌルスルタン(共同)【拡大】

 レスリング・世界選手権第3日(16日、カザフスタン・ヌルスルタン)2020年東京五輪予選を兼ねた大会。男子グレコローマンスタイルの五輪実施階級が行われ、17年大会王者で60キロ級の文田(ふみた)健一郎(23)=ミキハウス=が17日の決勝に進出。メダルを確定させ、日本協会の選考基準を満たして今大会で日本勢第1号の五輪代表に決まった。

 猫レスラー-。猫好きの文田は、体の柔軟性がピカイチで、さらにそり投げを得意にすることから「猫レスラー」の異名を持つ。愛称について「猫は好きなので、いいと思う」と歓迎した。

 山梨・韮崎市に住んでいた幼少期の頃は、妹が猫アレルギーだったため、自宅では飼えなかった。かわりに学校が終わると友達と一緒に野良猫と戯れていた。年々、猫愛は強くなり、今ではリフレッシュのために、猫カフェに足を運ぶ。

 「(猫の動きは)レスリングっぽい。じゃれ合って組み合っている姿が、単純にかわいい」と笑みを浮かべる。文田は闘争心むきだしのマットとは裏腹に、猫カフェでは猫の動きをじっくり見て心を落ち着かせる。

 好きな種類はスコティッシュフォールドやマンチカン。愛らしく弱々しい猫が好みで「守ってあげたくなる」。海外遠征中は動画投稿サイト「ユーチューブ」で映像を見て「癒やされている」。文田にとって、猫は欠かせない。 (五輪競技担当・石井文敏)