【レース結果】
優勝した中村匠吾=東京・明治神宮外苑(撮影・桐山弘太)【拡大】
マラソングランドチャンピオンシップ(15日、明治神宮外苑発着)東京五輪のマラソン代表選考レース。昨秋のベルリンで4位に入った中村匠吾(26)=富士通=が2時間11分28秒で制し、東京五輪代表に決定した。2位に服部勇馬(25)=トヨタ自動車=が入り、代表切符を手にした。
大波乱のレースで頂点に立った。前日本記録保持者の設楽悠太(27)=ホンダ=が独走し、15キロ地点で後続に2分13秒差をつけたが、30キロ以降に失速。37キロ過ぎに2位集団に飲み込まれた。中村は40キロ以降、昨年10月のシカゴで2時間5分50秒の日本記録を樹立した大迫傑(28)=ナイキ、同12月の福岡国際を制した服部とのマッチレースを制した。