2019.9.13 05:02

朝乃山、初金星で幕内100勝目!鶴竜倒し「横綱相手に自分の相撲をとれた」/秋場所

朝乃山、初金星で幕内100勝目!鶴竜倒し「横綱相手に自分の相撲をとれた」/秋場所

朝乃山(左)が鶴竜を圧倒(撮影・矢島康弘)

朝乃山(左)が鶴竜を圧倒(撮影・矢島康弘)【拡大】

 大相撲秋場所5日目(12日、両国国技館、観衆=1万936)平幕朝乃山(25)が横綱鶴竜(34)を寄り切りで破り、初の金星。幕内通算100勝目を挙げた。鶴竜は初黒星。1場所での大関復帰を目指す関脇貴景勝(23)は、北勝富士(27)を突き落とし、5戦全勝とした。勝ちっ放しは貴景勝と隠岐の海(34)の2人となった。

 座布団が乱れ飛んだ。どちらが横綱かわからない。朝乃山が右を差し、左上手もがっちり引いた。土俵際、鶴竜の苦し紛れの下手投げに左足を浮かせながらも、右四つの正攻法で勝負を決めた。幕内100勝目を初金星で飾った。

 「金星というより、横綱相手に前に出て自分の相撲をとれて勝ててよかった。100勝って考えたら、早いですね」

 新入幕は平成29年秋場所。並み居る実力者を相手に積み上げてきた勲章に胸を張った。8月31日に左足太ももの蜂窩織炎(ほうかしきえん)を発症。熱は39度まであがったが「熱は1日で終わって、逆に食欲が増しました」。中学時代にも40度の高熱をはね飛ばした体の頑丈さは、大きな武器だ。

 体調管理のため、食事を改善中。間食はチョコレートだけと決めた。場所入り前にストロベリー味のチョコレートをパクッと口にし、パワーを充電。さらに同じ富山出身で人気ユーチューバー「はじめしゃちょー」が今場所からかけた懸賞も背中を押してくれる。

 「終わったわけじゃない。あしたも続く。自分の相撲をとりたい」

 令和最初の場所(夏場所)で初優勝を飾った25歳のホープが、2度目の挑戦で鶴竜を撃破し、2敗をキープ。混戦模様の秋場所で台風の目になる。 (新里公章)

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  • 鶴竜を寄り切りで敗った朝乃山=両国国技館(撮影・矢島康弘)
  • 支度部屋に引き揚げる鶴竜=両国国技館(撮影・矢島康弘)
  • 北勝富士を突き落とす貴景勝(右)=両国国技館(撮影・土谷創造)