2019.9.13 13:01

暑さ対策で「人工雪」実験 東京五輪のカヌー・テスト大会

暑さ対策で「人工雪」実験 東京五輪のカヌー・テスト大会

特集:
東京五輪

 2020年東京五輪・パラリンピックの観客向け暑さ対策として、大会組織委員会は13日、海の森水上競技場(東京都内臨海部)で開催するカヌー・スプリントのテスト大会で、人工的に雪を降らせる実験を行った。

 使われたのは映画やCMの撮影などに使うトラック型の降雪機。屋根のない観客席の一角に組織委スタッフら約160人を観客に見立てて座らせ、その頭上に5分間、放出した。組織委によると、実験が行われた午前10時すぎは曇りで気温約25度と涼しかったが、約300キロの氷を砕いて降らせた雪には大粒の塊も混じり、体験した人からは「清涼感は感じた」などの声が上がった。ただ風に流されやすく、雪が解けて床が滑りやすくなるデメリットもあった。

 組織委は今後、導入の可否を検討する方針で、暑さ対策の担当者は「空気全体を冷やすというほどのものではない」とし「暑い日なら冷たく感じるし、お客さまにとって楽しんでいただくイベントとしては使えるかなという感想を持った」と述べた。