2019.9.13 05:00

【男女マラソン五輪へいざ決戦】18年アジア大会覇者の井上大仁「勝つ気持ちは強い」

【男女マラソン五輪へいざ決戦】

18年アジア大会覇者の井上大仁「勝つ気持ちは強い」

特集:
アジア大会
井上大仁(右)

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 昨年8月25日。ゴール時の気温が30度に達したジャカルタで、男子の井上大仁(ひろと)=MHPS=はトラックまで持ち込まれた激戦を制してアジア大会覇者となった。マラソン初勝利から1年余り。五輪切符を懸けた42・195キロを前に「自分が一番強い」「勝つ気持ちは誰よりも強い」と闘志をみなぎらせる。

 自己記録は昨年2月の東京で出した2時間6分54秒で、出場選手中3番目の26歳。夏の国際大会を制した実績も評価され、日本記録保持者の大迫傑(ナイキ)らとともに「4強」の一角に数えられる。だが今年4月のボストンで12位にとどまった本人は「国内でちまちまやっても仕方ない」と、あくまで海外の強豪を物差しに鍛える。

 ペースメーカーが不在のマラソンも複数走っており、順調に経験を重ねてきた。「一番の敵は自分」。力を出し切れば五輪切符に手が届くと信じてスタートラインに立つ。

★MGC

 9月15日に開催される2020年東京五輪の代表選考会「マラソングランドチャンピオンシップ」の略称。17年夏から19年春までの国内指定大会で、日本陸連が定めた順位とタイムの条件を満たすと出場権を獲得。東京五輪のマラソン代表は男女3枠ずつで、MGCで男女各2人を選ぶ。残る1枠は、日本陸連が指定した「ファイナルチャレンジ」対象大会で、設定記録に到達した記録最上位が選ばれる。該当者がいない場合はMGC3位が五輪切符を得る。設定記録は男子が2時間5分49秒、女子が2時間22分22秒。

井上 大仁(いのうえ・ひろと)

 1993(平成5)年1月6日生まれ、26歳。長崎県出身。山梨学院大からMHPSに進む。マラソンでは2017年の世界選手権26位。18年の東京で2時間6分54秒で5位。同年のジャカルタ・アジア大会で金メダル。165センチ、51キロ。