2019.8.31 14:45

元世界王者の高山、五輪出場逃す 引退の意向/BOX

元世界王者の高山、五輪出場逃す 引退の意向/BOX

 プロボクシングの元ミニマム級王者で、アマチュア登録が認められて東京五輪出場を目指した高山勝成(36)=名古屋産大=が31日、岐阜県笠松町で行われた全日本選手権東海地区選考会で敗れて五輪を逃した。「アマとしての区切りをつけたい」と話し、引退の意向を明らかにした。

 高山が五輪に出るには11月の全日本選手権で優勝することが条件だったため、出場できなくなったことで道を断たれた。プロで世界主要4団体を制した高山は2017年にプロを引退。東京五輪を狙うことを表明した。

 当初はアマ登録を求めても、プロ経験者を認めない方針だった日本ボクシング連盟に反対され「どこから手を付けていいのか分からなかった」と困惑したことも。

 その後も日本スポーツ仲裁機構への調停申し立てや署名活動を続けた。当時の山根明会長が不正問題で辞任して日本連盟の体制が変わったことで昨年10月、特例で認められた。プロとアマが別々だったボクシング界にも一石を投じ「道筋をつくれたことを誇りに思う」と胸を張る。現在は学生でもあり、今後は教師を目指して勉強に励む。