2019.8.26 05:02

日本、カヌー男子カヤックフォア五輪出場枠を獲得

日本、カヌー男子カヤックフォア五輪出場枠を獲得

東京五輪の出場枠を獲得した日本。右から水本、松下、宮田、藤嶋=セゲド(共同)

東京五輪の出場枠を獲得した日本。右から水本、松下、宮田、藤嶋=セゲド(共同)【拡大】

 カヌー・スプリント世界選手権最終日(25日、ハンガリー・セゲド)2020年東京五輪の予選を兼ねて行われ、男子カヤックフォア500メートルの順位決定戦で日本がアジア最上位の3着で全体12位となり、東京五輪の出場枠を獲得した。日本連盟は五輪代表選考基準で出場枠を獲得した選手を日本代表にすると定めており、松下桃太郎(31)、藤嶋大規(31)=ともに自衛隊、水本圭治(31)=チョープロ、宮田悠佑(28)=和歌山県教育センター学びの丘=の4人が代表に決まった。

 低迷の日本のスプリント種目に、男子カヤックフォア500メートルの4人が久々の朗報をもたらした。

 2大会ぶりの五輪出場となる松下は「これに懸けていた。うれしいというより、ほっとしている」と肩の力を抜いた。

 五輪切符を引き寄せたのは、持ち味の後半の伸びだった。前半はパワーで勝る外国勢にリードを許したが、ラストスパートで、アジア最上位を争ったカザフスタンを突き放した。

 2016年リオデジャネイロ五輪では、スラローム種目で羽根田卓也(ミキハウス)が初の銅メダルを獲得。一方、スプリント種目は1人も代表を出せず、昨年には国内トップ選手がライバルの飲料に禁止薬物を混入させる前代未聞の事件が発覚。競技のイメージは失墜した。

 出場枠を獲得し、巻き返しへ第一歩を記した。松下は「前半に(力を)出したら後半ばてる。ちょうどいいところを練習で探して見つけないと」と来年の大舞台をにらんだ。

松下 桃太郎(まつした・ももたろう)

 1988(昭和63)年3月3日生まれ、31歳。石川県出身。男子カヤックペア200メートルで2012年ロンドン五輪10位、14年仁川アジア大会で金メダル。石川・小松商高出、自衛隊。168センチ、80キロ。

水本 圭治(みずもと・けいじ)

 1988(昭和63)年4月7日生まれ、31歳。岩手県出身。2010年広州アジア大会ペア200メートルで金メダル。岩手・不来方高、大正大出、チョープロ。176センチ、82キロ。

藤嶋 大規(ふじしま・ひろき)

 1988(昭和63)年5月23日生まれ、31歳。山梨県出身。ペア200メートルで2012年ロンドン五輪10位、14年仁川アジア大会で金メダル。山梨・富士河口湖高、立命大出、自衛隊。178センチ、83キロ。

宮田 悠佑(みやた・ゆうすけ)

 1991(平成3)年5月21日生まれ、28歳。福島県出身。2018年世界選手権ペア500メートル13位。福島・安達高、鹿屋体大出、和歌山県教育センター学びの丘。176センチ、82キロ。

  • 男子カヤックフォア500メートル10~18位決定戦で3着に入り、東京五輪の出場枠を獲得した(左から)水本、宮田、藤嶋、松下の日本チーム=セゲド(共同)