2019.8.26 05:02

永山、銅 高藤との3位決定戦制す/柔道

永山、銅 高藤との3位決定戦制す/柔道

健闘をたたえ合う永山(右)と高藤。ライバル関係は続く

健闘をたたえ合う永山(右)と高藤。ライバル関係は続く【拡大】

 柔道・パーク24プレゼンツ世界選手権第1日(25日、東京・日本武道館)試合終了のブザーが鳴ろうとしていた。ラスト2秒。永山が捨て身の隅返しを繰り出す。高藤に追いつく技ありだ。すかさず縦四方固めに持ち込み、合わせ技一本。2020年東京五輪代表を争う好敵手との3位決定戦を制し、表彰台を死守した。

 「駄目もとで。ここで負けたら五輪はないと思っていた」

 左肩関節挫傷で7月のグランプリ大会を欠場。「けがしているのも今の実力」。一切の言い訳をせず、準々決勝では元世界王者のスメトフ(カザフスタン)に一本勝ち。直接対決で2連敗中だった高藤が準々決勝で敗れチャンスが転がり込んだが、準決勝で敗れ王座をつかみ損ねた。

 11月のグランドスラム大阪でのアピールを期す。「直接対決は勝ったけど、世界チャンピオンにはなってない」。東海大の3学年先輩との熾烈(しれつ)な争い。一歩も譲らない。 (鈴木智紘)

男子日本代表の井上康生監督「世界で1位と2位の実力を持つ高藤と永山が決勝に進出できなかったことは、私の責任だ。これを受け止め、来年へつなげていきたい。(代表選考では)五分五分だ」

データBOX

 ◎…日本が男女の最軽量級でともに優勝を逃すのは2015年大会以来。
 ◎…世界選手権の日本開催は9年ぶりで、来年の東京五輪会場となる日本武道館での開催は初めて。

  • 高藤直寿に勝利した永山竜樹(青)=25日、日本武道館(納冨康撮影)
  • 高藤直寿に勝利した永山竜樹(青)=25日、日本武道館(納冨康撮影)
  • 銅メダルを獲得した永山竜樹(右)=日本武道館(桐山弘太撮影)
  • 銅メダルを獲得するも表情式の退場時に首から外した永山竜樹=25日、日本武道館(撮影・桐山弘太)