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15歳の森秋彩、日本選手最年少表彰台『銅』それでも「悔しさ70%」/スポーツクライミング

15歳の森秋彩、日本選手最年少表彰台『銅』それでも「悔しさ70%」/スポーツクライミング

女子の新鋭、森が銅メダルをつかんだ。壁に必死に食らいついた

女子の新鋭、森が銅メダルをつかんだ。壁に必死に食らいついた【拡大】

 スポーツクライミング・世界選手権第5日(15日、エスフォルタアリーナ八王子)2020年東京五輪の出場権が懸かる大会。リードが行われ、女子決勝で15歳の森秋彩(あい、茨城県連盟)が日本選手史上最年少での表彰台となる銅メダルを獲得。第一人者の野口啓代(あきよ、30)が持っていた16歳の年少記録を更新し、五輪切符獲得へ前進した。ボルダリングで銀メダルの野口は5位。男子決勝では、ボルダリングを制した楢崎智亜(ともあ、23)=ともにTEAM au=が4位だった。

 15歳の新鋭に笑顔はない。初々しさとはかけ離れた姿に、伸びしろがうかがえた。第一人者の野口を上回る日本勢最年少表彰台。森の胸中では、喜びよりも後悔が多くを占めていた。

 「悔しさが70%、うれしさが30%です。今は同じ年代にも強い人がいっぱいいる」

 身長154センチ。小柄なクライマーの行く手をスポットライトが照らす。高さ約13メートルの壁が終盤に差し掛かる頃、最大135度の傾斜がきつくなった難所で足の置き場に迷った。「ここで何手か伸ばせれば順位は変わる」。体力の消耗は激しくても、頭は冷静だった。体勢を整え、さらに上へ。大人びた登りで快挙を手繰り寄せた。

 リードに加え、ボルダリング、スピードの各種目別が行われる。3種目合計上位20人は五輪種目となる複合の予選へ。7位以内の日本勢最上位が五輪切符を得る。森はボルダリングで予選敗退。反撃ののろしを上げる銅メダルとなった。

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  • 表彰式で笑顔を見せる3位の森(右)。左は2位のクランプル、中央は金メダルのガルンブレト
  • 女子リードで銅メダルを獲得し、表彰式で笑顔を見せる森秋彩=エスフォルタアリーナ八王子
  • 女子リード決勝銅メダルを獲得した森秋彩=エスフォルタアリーナ八王子
  • 女子リード決勝銅メダルを獲得した森秋彩=エスフォルタアリーナ八王子
  • 女子リード準決勝決勝進出を決めた森秋彩=エスフォルタアリーナ八王子
  • 女子リード準決勝決勝進出を決めた森秋彩=エスフォルタアリーナ八王子
  • 女子リード準決勝決勝進出を逃した伊藤ふたば=エスフォルタアリーナ八王子
  • 女子リード準決勝決勝進出を逃した小武芽生=エスフォルタアリーナ八王子
  • 女子リード決勝優勝したヤンヤ・ガルンブレト=エスフォルタアリーナ八王子
  • 女子リードで優勝し、観客に手を振るヤンヤ・ガルンブレト=エスフォルタアリーナ八王子
  • スポーツクライミング・世界選手権女子リード決勝上位成績
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