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「正直、くさい。トイレみたい」OWS五輪本番コースに選手が“悲鳴連発”

「正直、くさい。トイレみたい」OWS五輪本番コースに選手が“悲鳴連発”

水泳オープンウオーターの五輪テスト大会。1年後に向けて、課題は山積だ

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 水泳オープンウオーター(OWS)の2020年東京五輪テスト大会が11日、東京・港区のお台場海浜公園で行われた。猛暑の中、参加した選手からは悪臭や高い水温への不満が相次いだ。さらに海の森水上競技場(東京都内臨海部)で開催された五輪テスト大会を兼ねたボートの世界ジュニア選手権では、熱中症のような症状で医務室に搬送される選手が相次いだ。

 ジリジリと照りつける日差しが痛い。午前7時にもかかわらず、立っているだけで数分ほどたつと汗が噴き出る過酷な環境。強烈な日の光を受けながら、選手たちは午前5時時点で29・9度の高水温の中、五輪の半分の5キロを泳いだ。

 「正直、くさい。トイレみたいな臭いがする」

 日本の男子選手が顔をしかめた。テスト大会には日本代表経験のある選手をはじめ、海外からも多数の選手が参加。テスト大会で正式な記録が出ないこともあり、水温と水質を確認すると途中でレースをやめる選手も多かった。

 水質改善のため、東京都や大会組織委員会は大腸菌などの流入を抑えるポリエステル製の水中スクリーンでコース周辺を囲っている。本番ではスクリーンを三重にする予定だが、この日も異臭を指摘する声が続出しており、さらなる対策は急務といえる。

 もう一つ懸念されるのが水温。国際水連は競技実施の条件として会場の水温を16度以上31度以下と定めている。午前5時時点では条件内だったが、この日午前10時予定だった男子のスタートを前日10日に3時間早めることを決めるなど、水温を不安視する声は多い。

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