2019.8.8 09:39

井上尚弥WBSS決勝は11月7日、さいたまスーパーアリーナ開催で正式発表/BOX

井上尚弥WBSS決勝は11月7日、さいたまスーパーアリーナ開催で正式発表/BOX

ワールド・ボクシング・スーパーシリーズ(WBSS)バンタム級準決勝で2回、エマヌエル・ロドリゲス(右)を攻める井上尚弥。TKOで下し、決勝に進出した=2019年5月18日、英グラスゴー(共同)

ワールド・ボクシング・スーパーシリーズ(WBSS)バンタム級準決勝で2回、エマヌエル・ロドリゲス(右)を攻める井上尚弥。TKOで下し、決勝に進出した=2019年5月18日、英グラスゴー(共同)【拡大】

 プロボクシングのWBA、IBF世界バンタム級王者の井上尚弥(26)=大橋=の次戦となる、ワールド・ボクシング・スーパーシリーズ(WBSS)同級決勝は11月7日に、さいたまスーパーアリーナで行われると7日(日本時間8日)、WBSS公式サイトが発表した。決勝では世界5階級制覇王者で、WBA世界同級スーパー王者のノニト・ドネア(36)=フィリピン=と対戦する。

 最大で約3万7000人を収容できるさいたまスーパーアリーナでのプロボクシングの公式試合は、2010年12月26日の亀田3兄弟そろい踏み興行以来約9年ぶり。その時は、長男の興毅がWBA世界バンタム級王座決定戦を行い、判定勝ちで日本選手初の3階級制覇を達成。次男の大毅がWBA世界フライ級タイトルマッチに、判定勝ちで2度目の防衛。三男の和毅がノンタイトル10回戦を行い、3回KO勝利でデビュー17連勝とした。

 昨年10月に行われたWBSS1回戦のフアンカルロス・パヤノ(35)=ドミニカ共和国=戦は、地元の横浜アリーナで1回70秒KO勝ち。5月の準決勝のエマヌエル・ロドリゲス(27)=プエルトリコ=戦は、英国で2回TKO勝ち。圧倒的な強さで勝ち上がってきた“モンスター”は「国内でやりたい。食事で困らないから」と話していた。決勝で世界的なスターである“フィリピンの閃光(せんこう)”を倒せば、ファイトマネーと賞金を合わせて約1億円を手にできるという。

 WBSS公式サイト上で「決勝が待ちきれない。ドネアは自分にとって、ボクシングのレジェンド。決勝で彼と同じリングに上がれることを光栄に思う。でも(優勝者に授与される)ムハマド・アリ・トロフィーを得るためにベストを尽くす」とのコメントを発表した井上。

 一方、ドネアは「日本での決勝と素晴らしい戦いを楽しみにしている。数々の世界王者と戦ってきた。準備は万端だ。井上は素晴らしいファイターだが、準決勝で欠点を見つけた。彼に対してのゲームプランを間違いなく作成できる。そうすればアリ・トロフィーを勝ち取れる」と意気込んだ。

 大橋秀行会長(54)は「井上はモンスターとして知られている。ドネアはスポーツ界のレジェンド。これら2つはリングで戦う運命にあるといつも感じていた。素晴らしいトーナメントの壮大なフィナーレになるでしょう」と語った。

 対して、ドネアのプロモーターで、ボクシングプロモーション会社「リングスター・スポーツ」CEO、リチャード・シェーファー氏(57)=スイス=は「11月7日はボクシング界にとって、恐ろしい夜になるでしょう。井上は『モンスター』と呼ばれているが、ノニト・ドネアはバンタム級で無敗だ。彼こそが本物のモンスターであり、彼がスポーツ界の真のレジェンドである理由を、再び世界に示すだろう」と話した。

 井上は自身の公式ブログやSNSを更新し「歴史的瞬間を見届けてくれ!!」と書き込んだ。チケットに関する情報はWBSS公式サイトにサインアップすることで、受け取れるという。米国でも動画配信サービスのDAZN(ダ・ゾーン)で配信される世界が注目する一戦は、井上の希望通り母国開催となった。