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東京五輪あと1年、聖火台点火は羽生結弦が最有力 被災地・宮城出身「復興」の象徴

東京五輪あと1年、聖火台点火は羽生結弦が最有力 被災地・宮城出身「復興」の象徴

特集:
東京五輪
羽生結弦
1964年東京夏季五輪

1964年東京夏季五輪【拡大】

 羽生の代表的演目は平安時代の陰陽師(おんみょうじ)、安倍晴明を題材とし、昨年の平昌冬季五輪で金メダルを獲得した「SEIMEI」。同じ安倍晴明を能や映画で演じ、代表作としているのが、開閉会式の演出を統括する責任者で狂言師の野村萬斎氏(53)だ。羽生が所属するANAが聖火リレーのサポーティングパートナーとなっているなど、羽生はすべての条件に適合する。

 一方、大会理念をさらに強調するため、組織委の視点からは別の選択肢もある。前回1964年東京五輪の最終点火者は、当時早大の陸上選手だった坂井義則氏。45年8月6日に、原爆が落とされた広島県で生まれた坂井さんは、大会の理念「戦後復興」を体現していた。今回も、2011年3月11日に被災地で生まれた9歳(開会式当日)の小学生が栄誉を担う可能性は高い。その場合、羽生が最終点火者にトーチを手渡す…というのも十分にあり得る演出だ。

★羽生の現状

 右足首のけがで4月の世界国別対抗戦を欠場したものの、5月末に報道陣に公開されたアイスショーでは4回転トーループを着氷させた。転倒に終わったが、昨季は封印していた4回転ルッツにも挑んだ。近年夏に拠点のカナダ・トロントで行っていた公開練習は今年実施しない。カナダで9月に行われるオータム・クラシックを例年シーズン初戦としている。

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