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逸ノ城、白鵬に土つけた!金星を八角理事長ベタ褒め「見直した」/名古屋場所

逸ノ城、白鵬に土つけた!金星を八角理事長ベタ褒め「見直した」/名古屋場所

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白鵬
逸ノ城(右)は巨体を生かし、白鵬から初の金星を挙げた(撮影・榎本雅弘)

逸ノ城(右)は巨体を生かし、白鵬から初の金星を挙げた(撮影・榎本雅弘)【拡大】

 大相撲名古屋場所9日目(15日、ドルフィンズアリーナ、観衆=7629)西前頭4枚目逸ノ城(26)が横綱白鵬(34)を寄り切って6勝目。1月の初場所で2つの金星を奪って以来、自身8個目の金星を挙げた。白鵬は初黒星。横綱鶴竜(33)は9戦全勝で単独トップに立った。大関高安(29)は正代(27)に突き落とされて2敗目。勝ちっ放しの鶴竜を1敗で白鵬が追い、2敗で高安、平幕の妙義龍(32)、友風(24)、照強(24)が続く。

 親からもらった関取最重量227キロの全体重が、全勝の横綱を根こそぎ持っていく。立ち合い一瞬で得意の左上手に手をかけ、分厚い胸を密着させた。前へ出ながら右前まわしも引きつける。白鵬のもろ差し狙いも封じ、一気に寄り切った。

 白鵬にはこれまで2勝12敗。この横綱からは初の金星を奪い、館内に座布団を舞わせた。「(左上手が)取れたので走るしかなかった。今場所一番いい相撲」。丸顔に満面の笑みが広がった。

 母国モンゴルでは13日までの3日間、国民的祭事で伝統の「モンゴル相撲」「弓射」「競馬」の頂点を決める「ナーダム」が開かれた。

 逸ノ城は国の威勢の象徴とされる花形の競馬がお気に入り。親戚には馬の生産者もいる。騎手は5歳から11歳までの子どもで、出走馬の年齢によって距離は異なり、6歳馬以上のレースは30キロも走る。1つのレースに数百頭が出走。横一線で草原を駆ける姿は壮観だ。

 世界でも例のない長距離を走るためゴール目前で力尽きる馬も続出し、「2度と立てない馬を、子どもの騎手が泣きながら引き起こそうとする姿を見ると涙が出る」。遊牧民に生まれた逸ノ城にとって、この時期は騎馬民族の誇りが「馬力」となってよみがえるのだ。

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  • 支度部屋で笑顔の逸ノ城=ドルフィンズアリーナ(撮影・榎本雅弘)
  • 逸ノ城が寄り切りで白鵬を破る=ドルフィンズアリーナ
  • 左腕にサポーターをまき気合いをいれる高安=ドルフィンズアリーナ(撮影・榎本雅弘)
  • 正代が突き落としで高安を破る=ドルフィンズアリーナ
  • 引き揚げる高安=ドルフィンズアリーナ(撮影・榎本雅弘)
  • 鶴竜が寄り切りで明生を下す=ドルフィンズアリーナ
  • 高安を突き落とした正代=ドルフィンズアリーナ(撮影・榎本雅弘)
  • 御嶽海を上手投げで破った阿炎=ドルフィンズアリーナ(愛知県体育館)(撮影・榎本雅弘)
  • 貴源治に足取りで勝った炎鵬=ドルフィンズアリーナ(撮影・榎本雅弘)
  • 翔猿を寄り切った石浦=ドルフィンズアリーナ(撮影・榎本雅弘)
  • 神田うの(右)と白鵬=ドルフィンズアリーナ(愛知県体育館)(撮影・榎本雅弘)