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井岡、日本男子初4階級制覇!具志堅超え世界戦最多15勝/BOX

井岡、日本男子初4階級制覇!具志堅超え世界戦最多15勝/BOX

世界4階級制覇を達成した井岡はベルトを掲げて雄たけび。試合中はスプレーで消していた左腕のタトゥーが浮かび上がった (撮影・山田俊介)

世界4階級制覇を達成した井岡はベルトを掲げて雄たけび。試合中はスプレーで消していた左腕のタトゥーが浮かび上がった (撮影・山田俊介)【拡大】

 プロボクシング・ダブル世界戦(19日、千葉・幕張メッセイベントホール)WBO世界スーパーフライ級王座決定戦で同級2位の井岡一翔(30)=Reason大貴=が同級1位のアストン・パリクテ(28)=フィリピン=を10回1分46秒TKOで破り、日本男子初の4階級制覇を達成した。世界戦の勝利数も具志堅用高を抜き、日本選手最多の15となった。WBA世界ライトフライ級スーパー王者の京口紘人(25)=ワタナベ=は、挑戦者で同級10位のタナワット・ナコーン(26)=タイ=に3-0の判定勝ち。初防衛に成功した。

 泣いた。クールな井岡が男泣きした。2度目の挑戦で成し遂げた4階級制覇。高ぶる感情を抑えることができなかった。

 「去年の大みそかに悔しい思いをした。それからは、このベルトを取ることだけを考えて生きてきた」

 リーチで6・3センチも上回るパリクテと、7回にはひるまず打ち合った。そして10回1分過ぎ。強烈な右ストレートから一気の連打。レフェリーが試合を止めるまで、パンチを出し続けた。

 昨年大みそかはマカオでドニー・ニエテスに判定負けし、再起を期して半年。ニエテスと同じフィリピン出身で、KO率75%を誇るパリクテのパワーを鉄壁の防御で封じた。

 初めて世界王者になった2011年から8年をかけて4階級制覇を遂げた。17年大みそかに引退を発表し、昨年9月に現役復帰。拠点を海外に移すなど曲折の末の戴冠だった。JBC(日本ボクシングコミッション)の規則に抵触するタトゥーを左腕にいれたのは、「日本だけにいる世界王者にはなりたくない」という決意の証しだったのかもしれない。

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  • パリクテ(左)と打ち合う井岡一
  • 関係者らと記念撮影に臨む井岡一翔(中央)=幕張メッセ(撮影・山田俊介)
  • コーナーポストに駆け上がり、歓喜の雄叫びをあげる井岡一翔。8R、TKO勝ちで日本人初の世界4階級制覇を果たした=幕張メッセ(撮影・中井誠)
  • 10R、井岡一翔の連打でレフェリーストップとなる=幕張メッセ(撮影・山田俊介)
  • 勝利に歓喜する井岡一翔=幕張メッセ(撮影・山田俊介)
  • 3R、険しい表情でガードする井岡一翔(左)=幕張メッセ(撮影・中井誠)
  • 3R、攻める井岡一翔=幕張メッセ(撮影・山田俊介)
  • 井岡-パリクテ採点表
  • 井岡一翔・世界戦全成績
  • プロボクシング・日本男子選手の世界3階級制覇以上
  • プロボクシング・日本男子選手の世界戦通算勝利数上位
  • プロボクシング・日本ジム所属の現役男子世界王者