2019.6.8 20:44

鈴木桂治、7年ぶりの公式戦で優勝に貢献「めちゃくちゃ震えた」/柔道

鈴木桂治、7年ぶりの公式戦で優勝に貢献「めちゃくちゃ震えた」/柔道

7年ぶりに試合の畳に立ち迫力満点の鈴木桂治(8日、高崎アリーナ)

7年ぶりに試合の畳に立ち迫力満点の鈴木桂治(8日、高崎アリーナ)【拡大】

 柔道・全日本実業団体対抗大会第1日(8日、群馬・高崎アリーナ) 2004年アテネ五輪男子100キロ超級金メダリストで男子日本代表コーチを務める鈴木桂治(39)が、約7年ぶりに公式戦に出場。母校の国士舘大OBで構成された国士舘大クの2番手として全6試合に出て男子3部優勝に貢献した。優秀選手にも選ばれた。

 一日限定で選手に復帰した鈴木が、全6試合にフル出場。負けなしの4勝2引き分けで存在感を示した。「団体戦ということもあって雰囲気も良く試合ができた。優勝という形で終われてうれしい」と汗をぬぐった。

 7年ぶりに試合の畳に立ち、「めちゃくちゃ震えた」。1月に手術した右膝にはがっちりテーピングを巻いた。学生への指導が優先のため、稽古も思うようにはできなかった。それでも五輪金メダリストの実力を発揮。1回戦の払い腰など4試合続けて一本勝ち。準決勝と決勝は引き分けだったが、会場を沸かせた。この日、サポートや応援に回った学生は「普通に強い」「立ち技から寝技への移行がはやい」などと先生の“ポテンシャル”に最敬礼していた。

 鈴木は第一線を退いた2012年以降も「引退宣言はしていない」としていたが、「精いっぱいやったので100点。今の僕のできる全て。ここで引退します!」と晴れやかな表情で宣言した。来夏の東京五輪を見据えながら引き続き、指導者として後進を育てる。