2019.6.5 05:02

元稀勢、宮城・南三陸町で復興願い「ホヤ」パクパク

元稀勢、宮城・南三陸町で復興願い「ホヤ」パクパク

特集:
稀勢の里
大好物のホヤをパクつく荒磯親方。食べっぷりのよさに、おかわりが追加された (撮影・奥村展也)

大好物のホヤをパクつく荒磯親方。食べっぷりのよさに、おかわりが追加された (撮影・奥村展也)【拡大】

 東日本大震災からの復興を願う横綱土俵入りが4日、宮城・南三陸町総合体育館で行われ、大相撲の横綱鶴竜(33)、元横綱稀勢の里の荒磯親方(32)らが参加した。震災発生直後の平成23年6月には現役力士(関脇)として当地を訪れた荒磯親方は、変わらず高い人気で歓迎された。

 土俵入りの後、「さんさん商店街」を訪れ、献花などを済ませた荒磯親方が店舗を見て回る。鮮魚店では大好物という「ホヤ」を見つけ、店主から呼び止められた。

 「食べていきなよ!」。荒磯親方は酢やしょうゆなどの調味料を使わず、そのまま豪快に口へ運んだ。地元ファンは大喜びだ。

 先代師匠の故鳴戸親方(元横綱隆の里)が青森県出身だったこともあり「15歳のときから食べている。年を取るごとにおいしさがわかってきた」と、ホヤが浸っていた汁まで飲み干した。

 南三陸町はホヤの養殖が有名だが、キムチなどの具材として人気のある韓国が禁輸措置を続けることで大量に処分する業者も。それだけに、店主は感動を隠せない。

 「微力だが、引き続き(復興へ)協力していきたい」。親方として「食」も復興への立派な貢献となる。 (奥村展也)