会見で笑顔を見せる富樫。日本出身選手で初の1億円プレーヤーが誕生した(撮影・加藤圭祐) バスケットボール男子Bリーグの千葉は3日、ポイントガード(PG)富樫勇樹(25)と1億円を超える年俸で来季の契約を結んだと発表した。2016年秋にリーグが開幕して以降、日本選手の大台到達は初めて。旧bjリーグ入団時に結んだ100万円の契約からのし上がった日本代表の司令塔は東京都内で記者会見し、子供に夢を与えるプレーヤーになることを誓った。
公にするか否か。Bリーグで日本選手初の1億円プレーヤーとなった富樫の心は揺れていた。契約内容を公表した例が他にない中、会見に臨んだ理由があった。
「一生懸命頑張っている子供たちに夢を与えられたらと発表に踏み切った。うれしいですね。素直に喜んでいい」
Bリーグによると、B1で帰化選手を除く今季の日本選手の平均基本報酬は1310万円で、日本代表は3010万円。6シーズン前、リーグ統合前のbjリーグ・秋田に入団した際、半年で100万円の契約だったという25歳が大きな夢をつかんだ。
今季の収益が17億円を突破したリーグ屈指の人気を誇る千葉で、富樫の貢献度は群を抜く。司令塔として、レギュラーシーズン52勝8敗の勝率1位に導いた。チャンピオンシップではA東京に敗れたが、2年連続の準優勝に貢献。シーズン最優秀選手に選ばれた。