2019.5.27 12:56

トランプ氏は大相撲観戦で「数多くの礼儀作法を破った」米メディアが批判/夏場所

トランプ氏は大相撲観戦で「数多くの礼儀作法を破った」米メディアが批判/夏場所

豪栄道-鶴竜戦を観戦する(中央奥左から)安倍首相、トランプ大統領、メラニア夫人、安倍昭恵夫人 (代表撮影)

豪栄道-鶴竜戦を観戦する(中央奥左から)安倍首相、トランプ大統領、メラニア夫人、安倍昭恵夫人 (代表撮影)【拡大】

 大相撲夏場所千秋楽(26日、両国国技館)令和初の国賓として来日中のドナルド・トランプ米大統領(72)が安倍晋三首相(64)とともに観戦した。現職米大統領の大相撲観戦は初めて。升席に設置された1人掛けソファに座って楽しむと、表彰式では土俵に上がり、初優勝した西前頭8枚目朝乃山(25)に「米国大統領杯」を授与。異例の厳戒警備の中、日本の「国技」を堪能したトランプ氏は「素晴らしい」と満足感を示した。

 米ニューヨークを拠点に置くビジネスサイト「ビジネス・インサイダー」は26日(日本時間27日)、「トランプ、日本で相撲観戦し多くの伝統を破る」との見出しを打って、「トランプの観戦だけのために設けられた“米国大統領杯”を優勝者に授与し、観戦に当たって複数の相撲の礼儀作法を破った」と批判した。

 同サイトは「トランプは今回特別に設けられた重さ30キロ、高さ約137センチにも及ぶ“米国大統領杯”を朝乃山に授与した」とし、トランプ氏が同杯が今後数百年に渡って授与され続けること望んだと伝えた。

 さらに「トランプの訪問は多くの相撲の伝統を破った」とし、「通常観客は地べたに引かれた座布団と呼ばれるクッションに座るが、トランプと妻のメラニアにはいすを与えられた。日本相撲協会は安全対策のため、座布団を投げることを禁じた」とした。

 記事は「人々が土俵に上がるときは裸足で上がることになっているが、トランプはスリッパを履いて上がり賞を授与。さらにトランプは相撲の取り組みに集中している様子はなく、いくつかあった劇的な場面にも反応を見せなかった」と辛辣だった。

  • 朝乃山(左)に米国大統領杯を手渡すトランプ氏。身長は大統領が3センチ高い(AP)
  • トランプ米大統領(左)から米国大統領杯を受け取る朝乃山(右)=26日、両国国技館(撮影・佐藤徳昭)