2019.5.24 21:22

朝乃山-栃ノ心、異例の6分超え協議 判定微妙、審判は目を重視

朝乃山-栃ノ心、異例の6分超え協議 判定微妙、審判は目を重視

一度は栃ノ心に軍配が上がったが物言いがつき、協議の結果、行司軍配差し違えで朝乃山の勝利となった=両国国技館(撮影・福島範和)

一度は栃ノ心に軍配が上がったが物言いがつき、協議の結果、行司軍配差し違えで朝乃山の勝利となった=両国国技館(撮影・福島範和)【拡大】

 大相撲夏場所13日目の24日、行司軍配差し違えで朝乃山が栃ノ心を破った一番は極めて微妙な判定となり、5人の審判団による協議が6分を超す異例の長さに及んだ。

 土俵際で突き落としを狙った栃ノ心の右かかとが先に俵を出たか、朝乃山が先に落ちたかが焦点となった。物言いをつけた放駒審判委員(元関脇玉乃島)は栃ノ心の足の裏に砂がついたとし「かかとが砂を連れてきたように見えた」と説明。湊審判委員(元幕内湊富士)は「かかとと砂の隙間はビデオでは見えない。目の前の目を重視した」とし、反対意見は出なかったと明かした。

 阿武松審判長(元関脇益荒雄)によると、判定の参考とするビデオ室の担当親方からは「迷っている」との声が出たという。同審判長は「(座る位置などで)見えていた親方が少ない。目の前で見えた人の意見で判断した」と述べた。

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  • 勝利を確信し、ガッツポーズする栃ノ心。一度は栃ノ心に軍配が上がったが物言いがつき、協議の結果、行司軍配差し違えで朝乃山の勝利となった=両国国技館(撮影・福島範和)
  • 寄り切りで朝乃山に敗れた栃ノ心=両国国技館 (撮影・菊本和人)